Nios® V プロセッサー・ソフトウェア開発者ハンドブック

ID 743810
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

16.1.1.66. lseek()

プロトタイプ

off_t lseek(int fd, off_t ptr, int whence)

一般的な呼び出し元

C/C++ プログラム

newlib C ライブラリー

スレッドセーフ

説明を参照してください。

ISRから利用可能

いいえ

インクルード

<unistd.h>

説明

lseek() 関数は、ファイル・ディスクリプター fd に関連付けられた読み取り/書き込みポインターを移動します。lseek() は、ファイル・ディスクリプターに関連付けられたドライバー用に登録された lseek() 関数に制御を直接渡すラッパー関数です。ドライバーが lseek() の実装を提供しない場合、エラーが報告されます。

lseek() は、標準の UNIX lseek() 関数に対応します。

入力パラメーター whence には次の値を使用できます。

  • SEEK_SET - オフセットは ptr バイトに設定されます。
  • SEEK_CUR - オフセットは ptr バイト単位で増加します。
  • SEEK_END - オフセットは、ファイルの末尾に ptr バイトを加えたものに設定されます。

    lseek() の呼び出しは、操作されるドライバーによって提供される lseek() の実装がスレッドセーフである場合にのみスレッドセーフになります。

    fd パラメーターの有効な値 は次のとおりです。 stdoutstdin、 と stderr、またはopen() への呼び出しから返される任意の値。

戻り値

成功した場合、戻り値は非負のファイルポインターです。エラーの場合、戻り値は -1 です。呼び出しが失敗した場合、エラーの原因を示す errno が設定されます。