Nios® V プロセッサー・ソフトウェア開発者ハンドブック

ID 743810
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

16.5.2.52. set_ignore_file

使用方法

set_ignore_file <software_component_name> <file_name> <ignore>

オプション

  • <software_component_name>: ファイルが属するドライバー、ソフトウェア・パッケージ、またはオペレーティング・システムの名前です。
  • <file_name>: ファイルの名前です。
  • <ignore>: ファイルを無視する (生成またはコピーしない) 場合は true に設定し、通常どおりにファイルを生成またはコピーする場合は false に設定します。

説明

このコマンドを使用して、BSP の生成中に特定の BSP ファイルを無視する (生成またはコピーしない) ことができます。このコマンドを使用すると、特定のファイルの所有権を取得して変更し、 Nios® V プロセッサー BSP ツールによる変更内容の上書きを防ぐことができます。

<software_component_name> には、次のいずれかの値を指定できます。

  • <driver_name> — ドライバーを定義する *_sw.tcl ファイル内で create_driver コマンドを使用して指定されたドライバーの名前です。<file_name> がデバイスドライバーに関連付けられたコピーされたファイルであることを指定します。
  • <software_package_name> — パッケージを定義する *_sw.tcl ファイル内で create_sw_package コマンドを使用して指定されたソフトウェア・パッケージの名前です。<file_name> がソフトウェア・パッケージに関連付けられたコピーされたファイルであることを指定します。
  • <OS_name> — OS を定義する *_sw.tcl ファイル内で create_os コマンドを使用して指定された OS の名前です。これは、BSP タイプを指定するために niosv-bsp --create で使用されます。<file_name> が OS に関連付けられたコピーされたファイルであることを指定します。
  • generated<file_name> が生成されたトップレベル BSP ファイルであることを指定します。生成される BSP ファイルのリストは、BSP タイプによって異なります。
注: サードパーティー OS に関連する生成ファイルのリストについては、その OS メーカーのドキュメントを参照してください。