Nios® V プロセッサー・ソフトウェア開発者ハンドブック

ID 743810
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

11.1. MicroC/OS-II RTOS の概要

注: Quartus® Prime ソフトウェアでは、 Nios® V プロセッサー IP HAL API ドライバーのみが MicroC/OS-II RTOS 内で検証されています。 Nios® V プロセッサーシステムに他のソフト IP が含まれている場合は、開発中にそれぞれのソフト IP ドライバーを検証してください。
MicroC/OS-II は、Micrium® Inc. により 1992 年にリリースされたリアルタイム・カーネルです。MicroC/OS-II は、ポータブルで ROM に格納可能、スケーラブル、プリエンプティブ、リアルタイムのマルチタスキング・カーネルです。また、MicroC/OS-II は数百の商用アプリケーションで使用されており、 Nios® V プロセッサーをはじめ、40 種類以上の異なるプロセッサー・アーキテクチャーに実装されています。

MicroC/OS-II は、次のサービスを提供します。

  • タスク (スレッド)
  • イベント・フラグ
  • メッセージ受け渡し
  • メモリー管理
  • セマフォー
  • 時間管理

MicroC/OS-II RTOS カーネルは、 Nios® V プロセッサーに移植されています。これは、ハードウェア・アブストラクション・レイヤー (HAL) とボード・サポート・パッケージ (BSP) の上に構築されます。このカーネルは、 Nios® V プロセッサー上で実行するプログラムの作成を容易にする RTOS 機能を提供します。uCOS-II 上に記述されたプログラムには、次の利点があります。

  • プログラムは、同じバリアントの他の Nios® Vプロセッサー プロセッサー・ハードウェア・システムに移植可能です。
  • プログラムは根幹となるハードウェアの変化に対応できます。
  • プログラムは、UNIX ライクな HAL API (Advanced Programming Interface) を呼び出すことで、すべての HAL サービスにアクセスできます。
  • 割り込みサービスルーチン (ISR) は簡単に実装できます。

MicroC/OS-II の機能と使用法に関する詳細は、「MicroC/OS-II - The Real-Time Kernel」 by Jean J. Labrosse (CMP Books) を参照してください。