Nios® V プロセッサー・ソフトウェア開発者ハンドブック

ID 743810
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

16.2.1.2. niosv-bsp

シノプシス

niosv-bsp <FUNCTIONS> [OPTIONS] <BSP FILE> 

説明

BSP を作成、更新、生成、またはクエリします。次のコマンドのいずれかを指定する必要があります。
  • create (-c)
  • update (-u)
  • generate (-g)
  • query (-q)
.bsp 設定ファイルは常に必須のファイルです。BSP を作成する際 .qsys ファイル (-s) を指定し、 (-t) と入力します。アルテラでは、 Quartus® Primeプロジェクトの設定が使用されるよう、.qpf ファイル (-p) を指定することをお勧めします。

ファイル CMakeLists.txttoolchain.cmake 出力します。

BSP CMakeLists.txt は、BSP ライブラリー・ファイルをコンパイルするために作成されます。C コンパイラー、C++ コンパイラー、Nios V プロセッサーに必要なリングフラグなどのツールチェーン・オプションを含む toolchain.cmake ファイルの作成されます。アプリ CMakeLists.txt は両方のファイルを使用します。作成で指定しない限り、デフォルトの BSP Tcl スクリプトが実行されます。

デフォルトでは、使用される設定ファイルは <bsp directory>/settings.bsp です。設定の変更には -s フラグを使用することができます。

使用方法

# create settings niosv-bsp -c -p=<.qpf> -s=<.qsys> -t=<bsp-type> [OPTIONS] settings_file # update settings niosv-bsp -u [OPTIONS] <BSP FILE> # generate settings niosv-bsp -g [OPTIONS] <BSP FILE> # query settings niosv-bsp -q [OPTIONS] <BSP FILE> Example: niosv-bsp -c --quartus-project=top.qpf --qsys=sys.qsys --type=<hal or ucosii> software/bsp/settings.bsp 

関数

表 54.  機能および説明
関数 説明
-c, --create
  • オプションです。
  • BSP 設定を作成します。
  • BSP ファイルを生成します。
-u, --update
  • オプションです。
  • BSP 設定を更新します。
  • BSP を再生成します。
-g, --generate
  • オプションです。
  • BSP ファイルを生成します。
-q, --query
  • オプションです。
  • BSP ファイルをクエリします。
  • オプション -E=bsp.tcl を指定することで、Tcl スクリプトとして BSP をエクスポートすることができます。

オプション

オプション 説明
<1st arg value>
  • 必須です。
  • .bsp 設定ファイルです。
-s, --qsys=<value>
  • オプションです。
  • .qsys ファイルです。
  • Quartus® Prime プロ・エディションでのみサポートされます。
-s, --sopcinfo=<value>
  • オプションです。
  • .sopcinfo ファイルです。
  • Quartus® Prime スタンダード・エディションでのみサポートされます。
-p, --quartus-project=<value>
  • オプションです。
  • Quartus® Prime プロジェクト・ファイル
-r, --rev=<value>
  • オプションです。
  • Quartus® Prime プロジェクト・リビジョンです。
-t, --type=<value>
  • オプションです。
  • BSP のタイプです。
  • -C/--create と使用します。
  • 利用可能なタイプをリスト表示する値として ? を使用します。
-T, --type-version=<value>
  • オプションです。
  • BSP ソフトウェア要素のバージョンです。
  • -c/--create と使用します。デフォルトでは、最新バージョンが使用されます。
  • 利用可能なタイプとバージョンをリスト表示する値として ? を使用します。
-i, --cpu-instance=<value>
  • オプションです。
  • 使用する CPU IP インスタンス名です。
  • システム内に複数の CPU がある場合に必須です。
-n, --no-default
  • オプションです。
  • BSP set defaults Tcl スクリプトを無効にします。このスクリプトは stdout、コード・セクション・マッピングなどに適切なデフォルトを自動的に選択します。
-E, --export-as-tcl=<value>
  • オプションです。
  • BSP をインポートする Tcl スクリプトファイル名です。
  • q/--query と使用します。
-x, --script=<value>
  • オプションです。
  • リピート可能です。
  • ソフトウェア・パッケージを評価するための BSP Tcl スクリプトです。
  • リピートする回数を指定することができます。
-e, --cmd=<value>
  • オプションです。
  • リピート可能です。
  • ソフトウェア・パッケージを評価するための BSP Tcl コマンドです。
  • リピートする回数を指定することができます。
-b, --bsp-dir=<value>
  • オプションです。
  • BSP ディレクトリーです。省略した場合、設定ファイルの親ディレクトリーがデフォルトで使用されます。
-l, --search-path=<value>
  • オプションです。
  • 省略した場合は、標準のデフォルトパスが使用されます。
  • 指定されている場合、カンマ区切りのパスのリストが検索されます。
  • 置換に標準パスを含めるには、/extra/dir/**/*,$ などの「$」を使用します。
--jvm-max-heap-size=<value>
  • オプションです。
  • このツールの実行時に割り当てに使用される最大メモリーサイズです。
  • この値は、<size><unit> として指定することができ、単位 (unit) にはメガバイトの倍数に m (または M)、またはギガバイトの倍数に g (または G) を使用することができます。
  • デフォルト値は 512m です。
--help
  • オプションです。
  • このツールのヘルプを表示します。