Nios® V プロセッサー・ソフトウェア開発者ハンドブック

ID 743810
日付 7/08/2024
Public
ドキュメント目次

16.1.1.70. read()

プロトタイプ

int read(int fd, void *ptr, size_t len)

一般的な呼び出し元

C/C++ プログラム

デバイスドライバー

スレッドセーフ

説明を参照してください。

ISRから利用可能

いいえ

インクルード

<unistd.h>

説明

read() 関数は、ファイルまたはデバイスからデータのブロックを読み取ります。read() は、オープン・ファイル・ディスクリプター fd に関連付けられたデバイス ドライバー用に登録された read() 関数に制御を直接渡すラッパー関数です。入力引数 ptr は読み取られたデータを配置する位置で、len は読み取られるデータの長さ (バイト単位) です。

read() の呼び出しは、操作されるドライバーによって提供される read() の実装がスレッドセーフである場合にのみスレッドセーフになります。

fd パラメーターの有効な値は次のとおりです。stdoutstdin、 と stderr、または open() への呼び出しから返される任意の値です。

戻り値

戻り引数は読み取られたバイト数であり、要求された長さよりも小さい場合があります。

エラーの場合、戻り値は -1 です。エラーが発生した場合、原因を示す errno が設定されます。