Nios® V プロセッサー・ソフトウェア開発者ハンドブック

ID 743810
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

5.6.1.3. デフォルトのメモリーマップの指定

bsp-linker-utils.tcl スクリプトは、デフォルトのリンカー・スクリプト・メモリー領域を追加し、デフォルトのリンカー・スクリプト・セクションをデフォルト領域にマッピングする手順を提供します。

bsp-linker-utils.tcl スクリプトは add_memory_regionadd_section_mapping BSP Tcl コマンドを使用します。

このスクリプトは次の機能を実行します。
  • 最大の揮発性メモリー領域をデフォルトのメモリー領域として選択します。揮発性メモリー領域がない場合、bsp-linker-utils.tcl は最大の不揮発性メモリー領域を選択します。
  • .text.rodata.rwdata.bss.heap、および .stack セクションのマッピングをこのデフォルトのメモリー領域に割り当てます。

    hal.linker.exception_stack_memory_region BSP 設定をデフォルトのメモリー領域に設定します。この設定は、個別の例外スタックオプションが有効になっている場合に使用できます (この設定はデフォルトでは無効になっています)。