Nios® V プロセッサー・ソフトウェア開発者ハンドブック

ID 743810
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

8.8.5.3.1. 設定が生成された BSP に与える影響

設定は、生成された BSP にいくつかの方法で影響を与えます。
  • 設定はプリプロセッサー・マクロとして BSP system.h または toolchain.cmake のいずれかに追加されます。
  • 設定は BSP 設定ファイルに保存され、名前空間の衝突を防ぐために階層情報で名前が付けられます。
  • 選択した既定値が設定に割り当てられるため、ドライバーまたはパッケージのエンドユーザーは、BSP の作成または更新時に設定を明示的に指定する必要はありません。
  • 設定は、選択した説明テキストと共に BSP summary.html ドキュメントに表示されます。

add_sw_setting の引数

設定を追加するには、add_sw_setting Tcl コマンドを使用します。 詳細を指定するには、add_sw_setting には次の順序で示す引数が必要です。
  • type - 適切に生成されたファイルで設定の値の割り当てのフォーマットを制御するデータタイプです。
  • destination - BSP 内のディスティネーション・ファイルです。
  • displayName - BSP 設定を変更する際、または BSP summary.html ドキュメントを表示する際に、設定を識別するために使用される名前です。
  • identifier - 概念的には、この引数は C 言語定義 (#define の直後のテキスト) で定義されたマクロ、または toolchain.cmake内の変数の名前です。
  • 価値 - BSP ユーザーが手動で変更しない場合に設定に割り当てられるデフォルト値です。。
  • description - BSP summary.html ドキュメントに表示される説明文です。