Nios® V プロセッサー・ソフトウェア開発者ハンドブック

ID 743810
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

9.8.1. 命令関連例外ハンドラーの記述

命令関連例外ハンドラーのプロトタイプは次のとおりです。
alt_exception_result handler(alt_exception_cause cause, alt_u32 exception_pc, alt_u32 bad_addr);

命令関連の例外ハンドラーの戻り値は、HAL が命令を再実行するかスキップするかを要求するフラグです。

HAL 例外ファネルは、次の引数を使用して命令関連の例外ハンドラーを呼び出します。
  • 原因Nios V プロセッサー例外原因コードに示されている例外タイプを表す値
  • exception_pc — 例外が発生した命令アドレス
  • bad_addr — 例外に関連付けられた不正なアドレス (該当する場合)
命令関連の例外ハンドラー コードに次のヘッダーファイルを含めます。
#include “sys/alt_exceptions.h”

alt_exceptions.h は、Nios V プロセッサー例外原因コード表に示されている原因コードを含む、命令関連の例外ハンドラーを HAL にインターフェイスするために必要なタイプ マクロ定義を提供します。

RISCV ベースのプロセッサー例外の原因の詳細については、RISC-V インターナショナル ウェブサイトのRISC-V 命令セットマニュアル Volume IIを参照してください。