Nios® V プロセッサー・ソフトウェア開発者ハンドブック

ID 743810
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

8.8.5.2.2. ハードウェア・コンポーネント・クラスの識別

各ドライバーは、set_sw_property コマンドの hw_class_name 引数でドライバーが関連付けられているハードウェア・コンポーネント・クラスを識別する必要があります。次の例では、ドライバーを my_custom_component というハードウェア・クラスに関連付けます。

set_sw_property hw_class_name my_custom_component

注: set_sw_property コマンドは、いくつかの引数タイプを受け入れます。set_sw_property を呼び出すたびに、プロパティーが 2 番目の引数で指定された値に設定または上書きされます。

hw_class_name 引数は、ソフトウェア・パッケージには適用されません。

既存のドライバーの代わりに使用する独自のドライバーを作成する場合 (たとえば、altera_avalon_uart コンポーネントに向けたカスタム UART)、標準ドライバーとは異なるドライバー名を指定します。 Nios® Vプロセッサー・ツール プロセッサー・ツールは、明示的に指定した場合にのみ、そのドライバーを使用します。

詳細については、ボード・サポート・パッケージの Tcl コマンド の章を参照してください。

ドライバーまたはソフトウェア・パッケージの名前は、インテルが提供する他のソフトウェアや IP、またはホストシステムにインストールされているサードパーティのソフトウェアや IP と競合しない名前を選択してください。BSP ジェネレーターは、BSP の作成中に、指定した名前を使用してソフトウェア・パッケージまたはドライバーを検索します。 Nios® Vプロセッサー プロセッサーが同じ名前を持つ複数の互換性のあるドライバーまたはソフトウェア・パッケージを見つけた場合、動作は未定義です。

ドライバーまたはソフトウェア・パッケージを配布する場合、アルテラでは、すべての名前に組織名のプレフィックスを付けることをお勧めします。