Nios® V プロセッサー・ソフトウェア開発者ハンドブック

ID 743810
日付 7/08/2024
Public
ドキュメント目次

4.1.2.3.1. アプリケーションとライブラリー

Nios® Vプロセッサー・ツール は、C/C++ アプリケーションとライブラリーに対してほぼ同じサポートを提供します。ケースごとに、 Nios® Vプロセッサー・ツールCMakeLists.txt を生成します。CMakeLists.txtは、アプリケーションまたはユーザー・ライブラリーを構築するために使用されます。

CMakeLists.txtは、次の2種類のファイルのいずれかを構築します。
  • アプリケーションの場合: .elf ファイル
  • ユーザー・ライブラリーの場合: .a ライブラリー・アーカイブ・ファイル

アプリケーションまたはユーザー・ライブラリーのCMakeLists.txt を作成するときは Nios® Vプロセッサー・ツールにソースファイルのリストを提供します。BSP ディレクトリーはアプリケーションに必須です。

詳細については、Nios Vプロセッサー・ソフトウェア ファイル ツリーセクションを参照してください。

Nios® Vプロセッサー・ツールは各ソースファイルの大文字と小文字を区別する拡張子を調べて、プログラミング言語を決定します。
表 13.  サポートされているプログラミング言語と対応するファイル拡張子
プログラミング言語 ファイル拡張子
C .c
C++ .cpp.cxx.cc
Nios® V プロセッサー アセンブリ言語。ソースは、前処理なしで Nios® Vプロセッサー・アセンブラによって直接構築されます。 .s
Nios® V プロセッサー アセンブリ言語。ソースは Nios® V C プリプロセッサーによって前処理されるため、マクロやその他のプリプロセッサー機能を活用できます。 .S