Nios® V プロセッサー・ソフトウェア開発者ハンドブック

ID 743810
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

16.2.1.3. niosv-app

シノプシス

niosv-app [OPTIONS] --srcs=<value>

説明

アプリケーションまたはライブラリー CMakeLists.txt を生成します。アプリケーション (-a) またはライブラリー (-l) のいずれかを作成する必要があります。アプリケーションの作成時には、BSP ディレクトリー (-b) が必要です。ライブラリーは BSP から独立しているため、BSP と直接リンクしません。

使用方法

#Create an app project which links with a specified BSP niosv-app -a=app_dir -b=bsp_dir -s=sources[OPTIONS] #Create a library niosv-app -l=lib_dir -s=sources -p=public_includes [OPTIONS] Example: niosv-app --bsp-dir=software/bsp --app-dir=software/app --srcs=software/app --elf-name=hello.elf 

オプション

オプション 説明
-a, --app-dir=<value>
  • オプションです。
  • アプリケーション・ディレクトリーです。
-l, --lib-dir=<value>
  • オプションです。
  • ライブラリー・ディレクトリーです。
-b, --bsp-dir=<value>
  • オプションです。
  • ボード・サポート・パッケージ (BSP) ディレクトリーです。
-s, --srcs=<value>
  • 必須です。
  • ソースのカンマ区切りリストファイル (.c, .h, etc.) またはソース・ディレクトリーです。
  • ソース・ディレクトリーには子ソースファイルが含まれています (再帰的ではありません)。
-S, --srcs-recursive=<directory>
  • --srcs オプションと同じですが、 <directory> 内あるいはその下でソースファイルを再帰的に検索します。
  • 複数の --srcs-recursive オプションを使用可能都市、--srcs オプションと自由に混在させることができます。
-i, --incs=<value>
  • オプションです。
  • インクルード・ディレクトリーのカンマ区切りリストです。
-I, --incs-recursive=<directory>
  • --incs オプションと同じですが、<directory> 内あるいはその下でソースファイルを再帰的に検索します。
  • 複数の --incs-recursive の使用を可能とします。
-p, --public-incs=<value>
  • オプションです。
  • パブリック・インクルード・ディレクトリーのカンマ区切りリストです。
  • これらのパブリック・インクルード・ディレクトリーは、依存するアプリケーションやライブラリで利用可能になります。
-e, --elf-name=<value>
  • オプションです。
  • アプリケーションをコンパイルした結果得られる .elf ファイルの名前を選択してください。
-L, --link-lib=<value>
  • オプションです。
  • リピート可能です。
  • 指定されたライブラリー・ディレクトリーは、このアプリケーションまたはライブラリーとリンクします。
  • リピートする回数を指定することができます。
--jvm-max-heap-size=<value>
  • オプションです。
  • このツールの実行時に割り当てに使用される最大メモリーサイズです。
  • この値は、<size><unit> として指定することができ、単位 (unit) にはメガバイトの倍数に m (または M)、またはギガバイトの倍数に g (または G) を使用することができます。
  • デフォルト値は 512m です。
-h, --help
  • オプションです。
  • このツールのヘルプを表示します。