Nios® V プロセッサー・ソフトウェア開発者ハンドブック

ID 743810
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

16.2.2.1. elf2hex

シノプシス

elf2hex [OPTIONS] <ELF FILE> <HEX FILE>

説明

elf2hex ユーティリティーは、アドレス範囲 [base, end] の .elf ファイル内のソフトウェアとデータを、メモリー・コンポーネントの初期化データとして使用できる .hex ファイルに変換します。幅のオプションは、結果の .hex ファイルが対応するメモリー・コンポーネント用に適切にフォーマットされていることを確認します。

このユーティリティーは、マルチレーン・メモリー・コンポーネントの初期化に使用されるレーン・ファイルを作成することもできます。ベースとエンド間の最大アドレススパンは 1 GByte (0x4000_0000) です。

使用方法

#Generate hex file for OCM Memory initialization elf2hex <elf input file> -b <On-chip memory start address> -w <On-chip memory data width in bits> -e <On-chip memory end address> -r 4 -o <hex output file> Example: elf2hex software/app/build/hello.elf -b 0x0 -w 32 -e 0x4FFFF -r 4 -o ram.hex 
表 55.  オプション
オプション 説明
-b,--base <addr> 16 進数のデータ・ベースアドレスです。
--big-endian-mem ビッグ・エンディアンのメモリーレイアウトを強制します。
--debug デバッグモードです。
-e,--end <addr> 16 進数のデータ・エンドアドレスです。
-h,--help このメッセージを印刷します。
-i,--input <file> 処理する入力 ELF ファイルです。
-l,--create-lanes <value> レーンファイルを作成する必要がある場合は、1 です。
--little-endian-mem リトル・エンディアンのメモリーレイアウトを強制します。
--log <file> 進行状況を記録するファイルです。
--lower 16 進数を小文字にします。
--no-zero-fill 空のセクションをゼロで埋めません。
-o,--output <file> 出力 Hex ファイルです。
-q,--quiet エラーのみを印刷します。
-r,--record <length> 出力レコードの長さです (--width バイト単位)
-s,--silent サイレントモード — quiet と同じです
-v,--verbose 多くの有益な情報が出力されます。
-w,--width <value> メモリーのデータ幅です。 [ 8 | 16 | 32 | 39 | 64 | 128]