Nios® V プロセッサー・ソフトウェア開発者ハンドブック

ID 743810
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

7.6.6.2. 追加のロギングオプション

インテル FPGA ロギングには、デフォルトのブートメッセージ以外にも、いくつかのロギングオプションが組み込まれています。各オプションは、C プリプロセッサー・シンボルによって制御されます。
表 26.  インテル FPGA ロギング・オプションおよびオプション修飾子
フィールド名 説明
System clock log 用途 指定した間隔でシステムクロック割り込みハンドラーからメッセージを出力します。これは、システムがまだ実行中であることを示します。デフォルトの間隔は 1 秒ごとです。
プリプロセッサー・シンボル ALT_LOG_SYS_CLK_ON_FLAG_SETTING
修飾子 システム・クロック・ログには 2 つの修飾子があり、ロギング間隔の指定に向けて 2 つの異なる方法を提供します。
  • ALT_LOG_SYS_CLK_INTERVAL:ロギング間隔をシステム・ クロック・ティックで指定します。デフォルトは <clock ticks per second>、つまり 1 秒です。
  • ALT_LOG_SYS_CLK_INTERVAL_MULTIPLIER:ロギング間隔を秒単位で指定します。デフォルトは 1 です。ALT_LOG_SYS_CLK_INTERVAL_MULTIPLIER を変更すると、ALT_LOG_SYS_CLK_INTERVAL が再計算されます。
サンプル出力 System Clock On 0

System Clock On 1

Write echo 用途 alt_write() が呼び出されるたびに (通常、stdout に文字が送信されるたびに)、最初の <n> 文字はロギングメッセージにエコーされます。メッセージは、"Write Echo:" の文字列で始まります。<n> は ALT_LOG_WRITE_ECHO_LEN で指定されます。デフォルトは 15 文字です。
プリプロセッサー・シンボル ALT_LOG_WRITE_ON_FLAG_SETTING
修飾子 ALT_LOG_WRITE_ECHO_LEN — エコーする文字数です。デフォルトは 15 です。
サンプル出力 Write Echo: Hello from Nios V
JTAG startup log 用途 JTAG UART ドライバーの初期化時に、ソフトウェア送信バッファー内の文字数に続き、JTAG UART 制御レジスターの内容を含む行を出力します。文字列 "SW CirBuf" で始まる文字数は、循環バッファ上で (<tail_pointer> – <head_pointer>) として計算されるため、負の値になる場合があります。

JTAG UART 制御レジスターフィールドの詳細については、エンベデッド・ペリフェラル IP ユーザーガイドを参照してください。

プリプロセッサー・シンボル ALT_LOG_JTAG_UART_STARTUP_INFO_ON_FLAG_SETTING
修飾子 なし
サンプル出力 JTAG Startup Info: SW CirBuf = 0, HW FIFO wspace=64 AC=0 WI=0 RI=0 WE=0 RE=1
JTAG interval log 用途 JTAG 起動ログと同じ JTAG UART 情報を出力するためのアラームオブジェクトを作成しますが、間隔は繰り返されます。デフォルトの間隔は 0.1 秒、つまり 1 秒あたり 10 メッセージです。
プリプロセッサー・シンボル ALT_LOG_JTAG_UART_ALARM_ON_FLAG_SETTING
修飾子 JTAG 間隔ログには 2 つの修飾子があり、ロギング間隔の指定に向けて 2 つの異なる方法を提供します。
  • ALT_LOG_JTAG_UART_TICKS — ティック単位のロギング間隔です。デフォルトは <ticks_per_second>/10 です。
  • ALT_LOG_JTAG_UART_TICKS_DIVISOR — 秒あたりのログ数を指定します。デフォルトは 10 です。ALT_LOG_JTAG_UART_TICKS_DIVISOR を変更すると、ALT_LOG_JTAG_UART_TICKS が再計算されます。
サンプル出力 JTAG Alarm: SW CirBuf = 0, HW FIFO wspace=45 AC=0 WI=0 RI=0 WE=0 RE=1
JTAG interrupt service routine (ISR) log 用途 JTAG UART ニアエンプティ割り込みがトリガーされるたびにメッセージを出力します。メッセージには、JTAG 起動ログと同じ JTAG UART 情報が含まれています。
プリプロセッサー・シンボル ALT_LOG_JTAG_UART_ISR_ON_FLAG_SETTING
修飾子 なし
サンプル出力 JTAG IRQ: SW CirBuf = -20, HW FIFO wspace=64 AC=0 WI=1 RI=0 WE=1 RE=1
Boot log 用途 ソフトウェアの起動プロセスをトレースするメッセージを出力します。インテル FPGA ロギングが有効になっている場合、ブートログはデフォルトでオンになっています。
プリプロセッサー・シンボル ALT_LOG_BOOT_ON_FLAG_SETTING
修飾子 なし
サンプル出力 詳細は、ロギングの有効化を参照してください。
注: オプションの修飾子は、オプションが有効になっている場合にのみ意味があります。

プリプロセッサー・フラグを 1 に設定すると対応するオプションが有効になります。値が 1 以外であれば、オプションが無効になります。

いくつかのオプションには修飾子がありますが、これらの修飾子は、オプションの動作の詳細を制御する追加のプリプロセッサー・シンボルです。たとえば、システム・クロック・ログの修飾子は、ロギング間隔を制御します。