Nios® V プロセッサー・ソフトウェア開発者ハンドブック

ID 743810
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

9.7.3.1. 内部割り込みコントローラー用のハードウェア割り込みファネル

内部割り込みコントローラー (IIC) により、 Nios® V プロセッサーは、16 の内部プラットフォーム割り込みをサポートすることができます。HAL ファネルでは、ハードウェア割り込み 0 は優先度が最も高く、15 は優先度が最も低くなります。この優先順位付けは、HAL ファネルの機能であり、IIC に固有のものではありません。

ハードウェア割り込みファネルは、ユーザーが登録した ISR を呼び出します。マシン割り込み保留中のハードウェア IRQ を通過します。ファネルは、マシン割り込み保留中の mip レジスター内のハードウェア IRQ をハードウェア IRQ 0 から順に調べ、最初の (最優先の) アクティブなハードウェア IRQ を見つけます。次に、対応する登録済み ISR を呼び出します。この ISR の実行後、ファネルはハードウェア IRQ 0 から再びハードウェア IRQ のスキャンを開始します。このように、高い先度の割り込みは常に低優先度の割り込みよりも先に処理されます。すべてのハードウェア IRQ がクリアされると、ハードウェア割り込みファネルはトップレベルに戻ります。

ハードウェア割り込みの適用に関する詳細については、Nios V プロセッサーのハードウェア割り込みサービスルーチンの章を参照してください。

図 17. 内部割り込みコントローラー用の HAL ハードウェア割り込みファネル