Nios® V プロセッサー・ソフトウェア開発者ハンドブック

ID 743810
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

5.3. BSP 作成の詳細

niosv-bsp --create ユーティリティーは、新しい BSP 設定ファイルを作成し、BSP ファイルを生成します。すべてのソースファイルが BSP ディレクトリーに配置されます。 Quartus® Prime インストール・ディレクトリーから一部のファイルをコピーします。system.htoolchain.cmake、および CMakeLists.txt などは、動的に生成します。

BSP Editor は、コピーされたファイルを生成されたファイルとは少し異なる方法で管理します。コピーされたファイル (HAL ソースファイルなど) が既に存在する場合、ツールは、 Quartus® Prime インストール ・ディレクトリーのファイルのタイムスタンプとファイルのタイムスタンプを照合します。BSP ファイルが配布ファイルと異なる場合を除き、ツールは BSP ファイルを置き換えません。BSP Editor の BSP Enable File Generation タブで個々のファイルの生成を無効にしていない限り、ツールは通常、生成されたファイル (system.htoolchain.cmakeCMakeLists.txt、および linker.x など) を上書きします。

注: BSP ファイルの変更は避けてください。BSP のカスタマイズには、BSP 設定、または BSP Editor からのカスタム・デバイス・ドライバーまたはソフトウェア・パッケージを使用してください。 BSP ファイルを (BSP Editor を使用せずに) 手動で変更すると、BSP の再生成時にその変更は破棄されます。
図 8. niosv-bsp --create を使用した BSP の作成