Nios® V プロセッサー・ソフトウェア開発者ハンドブック

ID 743810
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

9.2.3.1. HAL における ISR の登録方法

HAL は関数ポインター (isr) をルックアップ・テーブル格納することによって ISR に登録します。

alt_ic_isr_register() からのリターンコードは、関数が成功の場合はゼロで、失敗の場合はゼロ以外となります。HAL が ISR を正常に登録できた場合、関連する Nios® V プロセッサーのハードウェア割り込み (irq により定義) は、alt_ic_isr_register() からのリターンでイネーブルされます。各 Nios® V プロセッサーのハードウェア割り込みは、単一の ISR のみ登録が可能で、ランタイムでの ISR の変更はサポートされていません。

alt_ic_isr_register() の詳細については、HAL API リファレンス の章を参照してください。

注: ISR の登録には、ハードウェア固有の初期化が必要になることがあります。HAL コードは、特定の割り込みが発生した場合に登録された ISR が正しくディスパッチされることを保証します。ペリフェラル固有のハードウェア割り込み初期化の詳細については、エンベデッド・ペリフェラル IP ユーザーガイドの関連する章を参照してください。