Nios® V プロセッサー・ソフトウェア開発者ハンドブック

ID 743810
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

12.5. MicroC/TCP-IP スタック・ファイルおよびディレクトリー

インテルは参考用に µC/TCP-IP ソースコードを提供します。デフォルトでは、ファイルは <Quartus Prime install path>\niosv\components\uc_tcp_ip ディレクトリーにインストールされます。このディレクトリーには、元の µC/TCP-IP プロトコルスタックのソースコードとベンダーからのドキュメントが含まれています。

ディレクトリーには複数のライブラリーがあります。主なライブラリーは µC-TCP-IP です。メインライブラリーは、μC-Common、μC-CPU、μC-LIB、μC-DHCPc、および μC-Conf に依存します。

表 44.  MicroC/TCP-IP ライブラリーと説明
ライブラリー 説明
µC-TCP-IP µC/TCP-IP プロトコル・スタック・ライブラリー
µC-Common 異なる OS 間で簡単に切り替えるためのカーネル・アブストラクション・レイヤー (KAL) が含まれています。 Nios® Vプロセッサーは microC/OS-II KAL を使用して µC/TCP-IP プロトコルスタックを実装します。
µC-CPU タイムスタンプ、IRQ 無効化/有効化などの CPU 固有の機能を実装します。
µC-LIB 数学関数や文字列操作などのライブラリー関数が含まれています。
µC-DHCPc µC/TCP-IP に静的アドレス設定ではなく DHCP サーバー経由で IP アドレスを取得するための追加機能です。
µC-Conf 上記のすべてのライブラリーのヘッダー・コンフィグレーション・ファイルです。

インテルは FPGA における µC/TCP-IP スタックの実装は、利用可能な最新バージョンのプロトコルスタックに基づいており、コードを HAL と統合するためのラッパーを備えています。 Quartus® Prime は各リリースで µC/TCP-IP スタックを更新します。特定のバージョン情報は、各ソースコードのヘッダーで確認することができます。