Nios® V プロセッサー・ソフトウェア開発者ハンドブック

ID 743810
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

4.3.2. BSP プロジェクトのコンフィグレーション

BSP プロジェクトの目的は、 Nios® V プロセッサーをサイズ、スピード、その他の機能など、目的に合わせてカスタマイズできるようにすることです。実行したカスタマイズは、アプリケーション・プロジェクトで使用できる BSP ライブラリー・ファイル (.a) にコンパイルすることが可能です。

BSP プロジェクトを作成すると、ターゲット・ディレクトリーに BSP ライブラリー・ファイル・ソースと構築ファイルが生成されます。これらのファイルの一部は、他のディレクトリーからコピーされ、BSP プロジェクトを再作成すると上書きされます。

BSP のコンフィグレーションに向けた最も基本的なツールが、BSP 設定です。このセクション全体で、実行できるプロジェクトの変更の多くは BSP 設定に基づいています。それぞれの場合について、このセクションでは関連する設定の名前を示し、正しい設定値を選択する方法を説明します。BSP 設定の値は、コマンドラインで設定したり、BSP Editor を使用して設定を直接調整したりすることができます。

BSP のコンフィグレーションに向けたもう 1 つの強力なツールは、ソフトウェア・パッケージです。ソフトウェア・パッケージを使用することで、複雑な機能を BSP に追加することができます。BSP 設定を操作する場合と同じく、ソフトウェア・パッケージの追加および削除はコマンドラインまたは プラットフォーム・デザイナーで BSP Editor を使用することができます。アルテラでは、BSP プロジェクトのコンフィグレーションにはBSP Editorの使用をお勧めしています。

BSP 設定の調整方法および BSP Editor を使用したソフトウェア・パッケージの追加および削除の詳細は、ボード・サポート・パッケージ・エディターを参照してください。

注: BSP ファイルは直接編集しないでください。編集には、BSP Editor または Nios® V プロセッサー・ユーティリティーを使用してください。直接編集を行うと、BSP ファイルが上書きされ、 BSP Editor によって再生成されるため、編集した内容が失われます。