Nios® Vエンベデッド・プロセッサー・デザイン・ハンドブック

ID 726952
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

2.1.1.3.5. Custom Instructionタブ

注: このタブは、 Nios® V/gプロセッサー・コアでのみ利用することができます。
Custom Instruction 詳細
Nios V Custom Instruction Hardware Interface Table
  • Nios® Vプロセッサーは、このテーブルを使用してカスタム命令マネージャー・インターフェイスを定義します。
  • 定義されたカスタム命令マネージャー・インターフェイスは、オペコード (CUSTOM0-3) と funct7[6:4] の3ビットで一意にエンコードされます。
  • 合計で最大32個の個別のカスタム命令マネージャー・インターフェイスを定義することができます。
Nios V Custom Instruction Software Macro Table
  • Nios® Vプロセッサーはこのテーブルを使用して、定義されたカスタム命令マネージャー・インターフェイスのカスタム命令ソフトウェア・エンコーディングを定義します。
  • 定義されるそれぞれのカスタム命令ソフトウェア・エンコーディングにおいて、オペコード (CUSTOM0-3) と funct7[6:4] の3ビットによるエンコーディングは、Custom Instruction Hardware Interface Tableで定義されているカスタム命令マネージャー・インターフェイスのエンコーディングと相関している必要があります。
  • funct7[6:4]funct7[3:0]funct3[2:0] を使用すると、特定のカスタム命令に対してエンコーディングを追加定義することができます。もしくは、Xを指定すると、追加の命令引数として渡すことができます。
  • Nios® Vプロセッサーは、定義されているカスタム命令ソフトウェア・エンコーディングをCマクロとして生成し、system.h で提供します。また、RタイプのRISC-V命令形式に従っています。
  • ニーモニックを使用して、次のカスタム名を定義することができます。
    • 生成されるCマクロ (system.h 内)
    • 生成されるGDB デバッグ・ニーモニック (custom_instruction_debug.xml 内)