Nios® Vエンベデッド・プロセッサー・デザイン・ハンドブック

ID 726952
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

4.3. Nios® Vプロセッサーのブート方法

インテルFPGAデバイスにおける Nios® Vプロセッサーのブートには、いくつかの方法があります。 Nios® Vプロセッサーのブート方法は、フラッシュメモリーの選択とデバイスファミリーによって異なります。

表 23.  それぞれのブートオプションでサポートされるフラッシュメモリー
サポートされるブートメモリー デバイス Nios® Vプロセッサーのブート方法 アプリケーションのランタイム位置 ブートコピアー
コンフィグレーションQSPIフラッシュ (Active Serialコンフィグレーションで使用) コントロール・ブロックベースのデバイス (Generic Serial Flash Interface Intel FPGA IPを使用) 2

コンフィグレーションQSPIフラッシュから Nios® Vプロセッサー・アプリケーションをインプレース実行

コンフィグレーションQSPIフラッシュ (XIP) + OCRAM/外部RAM (書き込み可能なデータセクションに使用) alt_load() 関数
ブートコピアーを使用して、 Nios® Vプロセッサー・アプリケーションをコンフィグレーションQSPIフラッシュからRAMにコピー OCRAM/外部RAM GSFI経由のブートローダー
SDMベースのデバイス (Mailbox Client Intel FPGA IPを使用) 2 ブートコピアーを使用して、 Nios® Vプロセッサー・アプリケーションをコンフィグレーションQSPIフラッシュからRAMにコピー OCRAM/外部RAM SDM経由のブートローダー

オンチップメモリー (OCRAM)

サポートされているすべての インテル® FPGAデバイス 2 OCRAMから Nios® Vプロセッサー・アプリケーションをインプレース実行 OCRAM alt_load() 関数
密結合メモリー (TCM) サポートされているすべての インテル® FPGAデバイス 2 TCMから Nios® Vプロセッサー・アプリケーションをインプレース実行 命令TCM (XIP) + データTCM (書き込み可能なデータセクションに使用) なし
図 13.  Nios® Vプロセッサーのブートフロー
2 デバイスリストに関しては、AN 980: Nios® V Processor Quartus® Prime Software Support を参照してください。