インテルのみ表示可能 — GUID: wim1638455571875
Ixiasoft
1. Nios® Vエンベデッド・プロセッサーについて
2. Quartus® Prime開発ソフトウェアおよびプラットフォーム・デザイナーでの Nios® Vプロセッサー・ハードウェア・システム・デザイン
3. Nios® Vプロセッサーのソフトウェア・システム・デザイン
4. Nios® Vプロセッサーのコンフィグレーションとブート・ソリューション
5. Nios® Vプロセッサー: MicroC/TCP-IPスタックの使用
6. Nios® Vプロセッサーのデバッグ、検証、およびシミュレーション
7. Nios® Vプロセッサー: リモート・システム・アップデート
8. Nios® Vプロセッサー: カスタム命令の使用
9. Nios® Vエンベデッド・プロセッサー・デザイン・ハンドブックのアーカイブ
10. Nios® Vエンベデッド・プロセッサー・デザイン・ハンドブックの改訂履歴
インテルのみ表示可能 — GUID: wim1638455571875
Ixiasoft
4.4.2.1. 汎用シリアルフラッシュ・インターフェイスを経由する Nios® Vプロセッサー・ブートローダー
GSFI経由のブートローダーは Nios® Vプロセッサーのブートコピアーで、コントロール・ブロックベースのデバイスでQSPIフラッシュメモリーをサポートします。GSFI経由のブートローダーには次の機能が含まれます。
- 不揮発性メモリー内のソフトウェア・アプリケーション位置を特定
- ソフトウェア・アプリケーション・イメージを展開してRAMにコピー
- コピー完了後に、プロセッサーの実行をRAMのアプリケーション・コードに自動的に切り替え
ブートイメージは、ブートコピアーの直後にあります。 Nios® Vプロセッサーのリセットオフセットがブートコピアーの開始位置を指していることを確認する必要があります。GSFI経由のブートローダー使用時のQSPIフラッシュ・メモリーマップの図は、GSFI経由のブートローダーを使用する場合のQSPIフラッシュのメモリーマップを示しています。このメモリーマップでは、フラッシュメモリーにFPGAイメージとアプリケーション・ソフトウェアを格納することを想定しています。
Nios® Vプロセッサー・コア | GSFI経由のブートローダー・ファイル位置 |
---|---|
Nios® V/mプロセッサー | <Intel Quartus Installation Directory>/niosv/components/bootloader/niosv_m_bootloader.srec |
Nios® V/gプロセッサー | <Intel Quartus Installation Directory>/niosv/components/bootloader/niosv_g_bootloader.srec |
図 14. GSFI経由のブートローダー使用時のQSPIフラッシュ・メモリーマップ
注:
- メモリーマップの先頭にはFPGAイメージがあり、その後、ブートコピアーとアプリケーション・コードで構成されるデータが続きます。
- Nios® Vプロセッサーのリセットオフセットをプラットフォーム・デザイナーで設定する必要があります。これは、ブートコピアーの開始位置を指しているようにします。
- FPGAイメージのサイズは不明です。正確なサイズは、 Quartus® Primeプロジェクトのコンパイル後にのみ分かるようになります。インテルFPGAイメージのサイズの上限を判断する必要があります。例えば、FPGAイメージのサイズが0x01E00000未満になると推定される場合は、プラットフォーム・デザイナーでリセットオフセットを0x01E00000に設定します。これは、ブートコピアーの開始位置でもあります。
- 優れたデザイン手法として、リセットベクトル・オフセットをフラッシュセクター境界に設定し、ソフトウェア・アプリケーションが更新された場合にFPGAイメージが部分的に消去されないようにすることが挙げられます。