Nios® Vエンベデッド・プロセッサー・デザイン・ハンドブック

ID 726952
日付 7/08/2024
Public
ドキュメント目次

6.2.3.2.3.4. トリガー条件なし

すべての信号の Trigger Enable を無効にすると、Signal Tapロジック・アナライザーはトリガー条件をコンフィグレーションしません。これは、すべてのトリガー条件をDon't Careとして指定することと同義です。

Signal Tapロジック・アナライザーを開始すると、データの取得を停止する、もしくはバッファーがフルになるまで、データの取得は無期限に実行されます。プロセッサーのハングが発生した場合などに、このアプローチを適用することでプロセッサーのプログラムカウンターを特定します。プロセッサーのハングには複数の原因がありますが、プロセッサーのハング発生時のプログラムカウンターの値を把握することは、問題をデバッグするうえで非常に重要です。

その後、同じプログラムカウンター値を基本的なトリガー条件として適用し、正確なキャプチャーを行うことができます。