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1. Nios® Vエンベデッド・プロセッサーについて
2. Quartus® Prime開発ソフトウェアおよびプラットフォーム・デザイナーでの Nios® Vプロセッサー・ハードウェア・システム・デザイン
3. Nios® Vプロセッサーのソフトウェア・システム・デザイン
4. Nios® Vプロセッサーのコンフィグレーションとブート・ソリューション
5. Nios® Vプロセッサー: MicroC/TCP-IPスタックの使用
6. Nios® Vプロセッサーのデバッグ、検証、およびシミュレーション
7. Nios® Vプロセッサー: リモート・システム・アップデート
8. Nios® Vプロセッサー: カスタム命令の使用
9. Nios® Vエンベデッド・プロセッサー・デザイン・ハンドブックのアーカイブ
10. Nios® Vエンベデッド・プロセッサー・デザイン・ハンドブックの改訂履歴
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5.2. ソフトウェアのアーキテクチャー
このオニオン・ダイアグラムは、 Nios® VプロセッサーµC/OS-IIソフトウェア・アプリケーションのアーキテクチャー・レイヤーを示しています。
図 89. レイヤー化されているソフトウェア・モデル
各レイヤーでは、そのレイヤーの特定の実装詳細をカプセル化し、次の外側のレイヤーに対してデータを抽象化しています。次のリストは、各レイヤーについて説明しています。
- Nios® V processor system hardware: オニオン・ダイアグラムの中心部は、インテルFPGAに実装されている Nios® Vプロセッサーとハードウェア・ペリフェラルを表しています。
- Software device drivers: ソフトウェア・デバイス・ドライバー・レイヤーは、含まれているソフトウェア機能により、イーサネットおよびハードウェア・ペリフェラルを操作します。このドライバーはペリフェラル・デバイスの物理的な詳細を認識し、それらの詳細を外側のレイヤーから抽象化します。
- HAL API: ハードウェア・アブストラクション・レイヤー (HAL) アプリケーション・プログラミング・インターフェイス (API) は、標準化されたインターフェイスをソフトウェア・デバイス・ドライバーに提供し、POSIXのようなAPIを外側のレイヤーに提供します。
- MicroC/OS-II: μC/OS-II RTOSレイヤーは、μC/TCP-IPスタックおよびNios Vプロセッサーに対してマルチタスクおよびタスク間通信サービスを提供します。
- MicroC/TCP-IP Stack software component: µC/TCP-IPスタック・ソフトウェア・コンポーネント・レイヤーは、ソケットAPIを介してアプリケーション・レイヤーとアプリケーション固有のシステム初期化レイヤーにネットワーク・サービスを提供します。
- Application-specific system initialization: アプリケーション固有のシステム初期化レイヤーには、main() から呼び出されるµC/OS-IIおよびµC/TCP-IPスタック・ソフトウェア・コンポーネントの初期化関数が含まれています。また、すべてのアプリケーション・タスク、すべてのセマフォー、キュー、およびイベントフラグRTOSタスク間通信リソースが作成されます。
- Application: 最外にあるアプリケーション・レイヤーには、Nios V µC/TCP-IPスタックのアプリケーションが含まれます。