Nios® Vエンベデッド・プロセッサー・デザイン・ハンドブック

ID 726952
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

2.1.1.3.1. Debugタブ

表 10.  Debug Tabのパラメーター
Debugタブ 詳細
Enable Debug
  • このオプションを有効にすると、JTAGターゲット接続モジュールが Nios® Vプロセッサーに追加されます。
  • JTAGターゲット接続モジュールを使用すると、FPGAのJTAGインターフェイス・ピンを介して Nios® Vプロセッサーに接続できるようになります。
  • この接続により、次の基本的な機能が可能になります。
    • Nios® Vプロセッサーの開始と停止
    • レジスターおよびメモリーの検査と編集
    • niosv-downloadを介してランタイムに Nios® Vアプリケーションの .elf ファイルをプロセッサー・メモリーにダウンロード
    • Nios® Vプロセッサーで実行されるアプリケーションのデバッグ
  • dm_agent ポートをプロセッサーの命令バスとデータバスに接続します。ベースアドレスが両方のバスで同じであることを確認します。
Enable Reset from Debug Module
  • このオプションを有効にすると、dbg_reset_out ポートと ndm_reset_in ポートが公開されます。
  • JTAGデバッガーまたは niosv-download -r コマンドにより、dbg_reset_out がトリガーされます。これにより、 Nios® Vプロセッサーはこのポートに接続されているシステム・ペリフェラルをリセットすることができます。
  • dbg_reset_out インターフェイスは、reset インターフェイスではなく ndm_reset_in に接続する必要があります。これにより、プロセッサー・コアとタイマーモジュールにリセットをトリガーします。dbg_reset_out インターフェイスを reset インターフェイスに接続しないでください。不確定な動作が発生する可能性があります。