Nios® Vエンベデッド・プロセッサー・デザイン・ハンドブック

ID 726952
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

5.4.4. ハードウェア・デザインファイル

説明されているデザイン例の機能は異なりますが、ハードウェア・デザインとBSP設定は類似しています。唯一の違いは、それぞれのNios Vアプリケーション・ソースコードにあります。1つはシンプルなソケットサーバー・アプリケーションを対象にしており、もう1つはiPerf 2アプリケーションを対象にしています。

µC/TCP-IPデザイン例はプラットフォーム・デザイナーを使用して開発されます。ハードウェア・ファイルは、build_sof.py Python スクリプトを使用して生成することができます。デザイン例の構成は次のとおりです。

  • Nios® V Processor Intel FPGA IP
  • On-Chip Memory II Intel FPGA IP (システムメモリーおよび記述子メモリーで使用)
  • JTAG UART Intel FPGA IP
  • System ID Peripheral Intel FPGA IP
  • Parallel I/O Intel FPGA IP (PIO)
  • Modular Scatter-Gather DMA Intel FPGA IP (mSGDMA)
  • Triple-Speed Ethernet Intel FPGA IP (TSE)
図 92. ハードウェアのブロック図
注:
  • (1) 最初の n バイトは、mSGDMA記述子バッファーに予約されています。この n は、コンフィグレーションされているRXまたはTXバッファーで使用するバイト数です。アプリケーションでは、このメモリー領域を使用しないでください。
  • (2) インターネットFIFOバッファーのないMACのバリエーションでは、送信FIFOおよび受信FIFOはMAC機能の外部になります。
  • (3) 1つのバッファータイプ (RXまたはTXバッファー) のみを記述子メモリーに含めることができます。