Nios® Vエンベデッド・プロセッサー・デザイン・ハンドブック

ID 726952
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

7.1. 概要

インテル® FPGAデバイスはリモート・システム・アップデート (RSU) 機能をサポートしており、FPGAイメージの更新およびデバイスのリコンフィグレーションをリモートで行うことができます。RSUには次の利点があります。

  • 製品をリコールすることなく、機能強化とバグ修正を提供するメカニズムを利用可能
  • 市場投入までの時間短縮
  • 製品寿命の延長

コントロール・ブロックベースのデバイス 11 では、RSUの実装にRemote Update Intel® FPGA IPが必要です。詳細は、Remote Update Intel® FPGA IPユーザーガイドを参照してください。

SDMベースのデバイス 11 では、RSUおよびMailbox Client Intel® FPGA IPを使用して、コンフィグレーション・ビットストリームをコンフィグレーション・フラッシュ・デバイスに書き込むことができます。単一のコンフィグレーション・デバイスには、複数のアプリケーション・イメージと1つのファクトリー・イメージを格納することができます。その後、ホストを介してRSUイメージからのFPGAリコンフィグレーションを実行することができます。RSUでは、JTAG-to- Avalon® Master Bridge IP、 Nios® Vプロセッサー、またはハード・プロセッサー・システム (HPS) をRSUホストとして実装することができます。

図 114. 一般的なリモート・システム・アップデート・プロセス
11 デバイスリストに関しては、AN 980: Nios® V Processor Quartus® Prime Software Support を参照してください。