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1. Nios® Vエンベデッド・プロセッサーについて
2. Quartus® Prime開発ソフトウェアおよびプラットフォーム・デザイナーでの Nios® Vプロセッサー・ハードウェア・システム・デザイン
3. Nios® Vプロセッサーのソフトウェア・システム・デザイン
4. Nios® Vプロセッサーのコンフィグレーションとブート・ソリューション
5. Nios® Vプロセッサー: MicroC/TCP-IPスタックの使用
6. Nios® Vプロセッサーのデバッグ、検証、およびシミュレーション
7. Nios® Vプロセッサー: リモート・システム・アップデート
8. Nios® Vプロセッサー: カスタム命令の使用
9. Nios® Vエンベデッド・プロセッサー・デザイン・ハンドブックのアーカイブ
10. Nios® Vエンベデッド・プロセッサー・デザイン・ハンドブックの改訂履歴
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6.2.3.4.1. データの表示
キャプチャーされたSignal Tapデータは、Signal Tap ウィンドウの Data タブに表示されます。キャプチャーされたサンプルごとに、次の情報が表示されます。
ノード | パイプライン・ステージ | 内容 | 表現形式 |
---|---|---|---|
*D_instr_pc[31..0] | 命令デコード (D) | プログラムカウンター | フェッチされる命令のメモリーアドレス |
*D_instr_word[31..0] | 命令ワード | フェッチされる32ビット命令ワード | |
*D_instr_valid | 有効な命令 | 有効な命令で、Eステージが続行する | |
*E_instr_pc[31..0] | 命令実行 (E) | プログラムカウンター | デコードされる命令のメモリーアドレス |
*E_instr_word[6..0] | 命令ワード | 32ビット命令ワードの7ビット・オペコード | |
*E_instr_valid | 有効な命令 | 有効な命令で、Mステージが続行する | |
*M0_instr_pc[31..0] | メモリー (M) | プログラムカウンター | 実行される命令のメモリーアドレス |
*M0_instr_valid | 有効な命令 | 有効な命令で、ライトバック・ステージが続行する |
Signal Tapタブのコントロールを使用して、 Nios® Vプロセッサーのプログラム実行をスクロールすることができます。指定されているサンプル取得クロックが Nios® Vプロセッサーのクロックに対応する場合は、それぞれの立ち上がりクロックエッジが新しい命令サイクルに対応します。
Signal Tapロジック・アナライザーで収集したトレースデータには、1つ以上の空の命令エントリーが含まれている場合があります。このようなエントリーは、そのクロックサイクルで Nios® Vプロセッサーが実行した命令がなかったことを示します。この動作は一般的なもので、次の理由により発生します。
- キャッシュミス - 要求された命令アドレス位置により命令キャッシュでミスが発生し、キャッシュラインを埋めて命令を返すのに追加のクロックサイクルが必要
- メモリーの競合または速度 - 命令アドレス位置が、アクセスに複数のクロックサイクルが必要なメモリー内にある、もしくは、現在別のペリフェラルまたはプロセッサーで制御されているメモリー内にある
トレースデータは、Signal Tapリストファイル形式で表示することもできます。この表形式では、トレースサンプルは時系列で行に表示されます。リストファイル形式は、objdumpファイルに類似しており、分析プロセスが簡単にできるので便利です。File > Create/Update > Create Signal Tap List File をクリックし、Signal Tapリストファイルを作成します。