Nios® Vエンベデッド・プロセッサー・デザイン・ハンドブック

ID 726952
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

8.2.4. ハードウェア・デザインファイル

Agilex™ 7 FPGA - Custom Instruction Design on Nios® V/g Processorは、プラットフォーム・デザイナーを使用して開発されます。ハードウェア・ファイルは、build_sof.py Pythonスクリプトを使用して生成することができます。
デザイン例の構成は次のとおりです。
  • Nios® V Processor Intel® FPGA IP
  • On-Chip Memory II Intel® FPGA IP
  • JTAG UART Intel® FPGA IP
  • プロセシング・エンジン1 (PE1) - funct3 をユーザー定義の中間体 (3’bxxx) として宣言します。すべてのカスタム操作で単一のソフトウェアCマクロを共有します。カスタム操作は、funct3 入力引数を使用して選択することができます。
  • プロセシング・エンジン2 (PE2) - funct3 を拡張インデックス (3’b000から3’b111) として定義します。各操作には独自のCマクロがあります。それぞれのCマクロを呼び出すことができます。

プロセシング・エンジンは、次の操作で構成されます。この操作は、3ビットの funct3 フィールドに基づき選択されます。

  • 操作0: Data0 の1の補数
  • 操作1: Data0 の2の補数
  • 操作2: Data0Data1 で乗算
  • 操作3: Data0 のビット反転
  • 操作4: Data0 のバイト反転
  • 操作5: Data0 のワード反転
  • 操作6: Data0Data1 の下位ワードマージ
  • 操作7: Data0Data1 の上位ワードマージ
図 136. デザイン例のブロック図