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1. Nios® Vエンベデッド・プロセッサーについて
2. Quartus® Prime開発ソフトウェアおよびプラットフォーム・デザイナーでの Nios® Vプロセッサー・ハードウェア・システム・デザイン
3. Nios® Vプロセッサーのソフトウェア・システム・デザイン
4. Nios® Vプロセッサーのコンフィグレーションとブート・ソリューション
5. Nios® Vプロセッサー: MicroC/TCP-IPスタックの使用
6. Nios® Vプロセッサーのデバッグ、検証、およびシミュレーション
7. Nios® Vプロセッサー: リモート・システム・アップデート
8. Nios® Vプロセッサー: カスタム命令の使用
9. Nios® Vエンベデッド・プロセッサー・デザイン・ハンドブックのアーカイブ
10. Nios® Vエンベデッド・プロセッサー・デザイン・ハンドブックの改訂履歴
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4.5.1.2.1. ハードウェア・デザインフロー
以降のセクションでは、 Nios® Vプロセッサー・アプリケーションのブート可能なシステム構築手順について説明します。ここでは、GSFI経由のブートローダーを使用して、Nios Vプロセッサー・アプリケーションをコンフィグレーションQSPIフラッシュからRAMにコピーします。次の例は、 Arria® 10 SoC開発キットを使用して構築されています。
IPコンポーネントの設定
- Quartus® Primeおよびプラットフォーム・デザイナーを使用して、 Nios® Vプロセッサー・プロジェクトを作成します。
- Generic Serial Flash Interface Intel® FPGA IPをプラットフォーム・デザイナー・システムに追加します。
図 33. Nios® Vプロセッサー・プロジェクトの接続図 34. Generic Serial Flash Interface Intel® FPGA IPのパラメーター設定
- QSPIフラッシュのサイズに応じて、Device Density (Mb) を変更します。
- アドレス指定モードを変更するには、Default Settings パラメーター・セクションの Control Register の値のビット8を変更します。ビット8を0x0に変更すると3バイトのアドレス指定が有効になり、0x1に変更すると4バイトのアドレス指定が有効になります。
注: 各インテルFPGAデバイスにおいてそれぞれのフラッシュデバイスでサポートされるバイトアドレス指定モードを確認するには、Device Configuration Support Centerで、Intel Supported Configuration Devices > Intel Supported Third Party Configuration Devicesを参照してください。
例えば、 Arria® 10デバイスは、Micronフラッシュデバイスと使用する場合、4バイトのアドレス指定モードをサポートします。
Nios® Vプロセッサーのブートコピアー方式におけるリセット・エージェント設定
- Nios® Vプロセッサーのパラメーター・エディターで、Reset Agent をQSPIフラッシュに設定します。
注: SOFイメージサイズは、リセットオフセットのコンフィグレーションに影響します。リセットオフセットは、QSPIフラッシュのHEXファイルの開始アドレスであり、SOFイメージの後の位置を指している必要があります。SOFイメージ空間とリセットオフセット位置が重なる場合、 Quartus® Prime開発ソフトウェアはオーバーラップ・エラーを表示します。最小リセットオフセットは、デバイス・データシートのコンフィグレーション・ビットストリーム・サイズを使用して特定することができます。
例えば、 Arria® 10 GX 660の非圧縮コンフィグレーション・ビットストリーム・サイズは、252,959,072ビット (31,619,884バイト) です。SOFイメージがアドレス0x0で始まる場合、SOFイメージはアドレス0x1E27FFF (0x1E27B2C) まで拡張することができます。この場合、選択可能な最小リセットオフセットは0x2000000です。
図 35. Nios Vパラメーター・エディターの設定 - Generate HDL をクリックすると、Generationダイアログボックスが表示されます。
- 出力ファイルの生成オプションを指定し、Generate をクリックします。
Quartus® Prime開発ソフトウェアの設定
- Quartus Prime開発ソフトウェアで、Assignment > Device > Device and Pin Options > Configuration をクリックします。
- Configuration scheme を Active Serial x4 (can use Configuration Device) に設定します。
- Active serial clock source を 100 MHz Internal Oscillator に設定します。
図 36. デバイスとピンのオプション
- OK をクリックし、Device and Pin Options ウィンドウを終了します。
- OK をクリックし、Device ウィンドウを終了します。
- Start Compilation をクリックし、プロジェクトをコンパイルします。