Nios® Vエンベデッド・プロセッサー・デザイン・ハンドブック

ID 726952
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

7.2.1.1. Max Retryパラメーターの設定

max retry パラメーターでは、コンフィグレーション・エラーが発生した場合にアプリケーション・イメージとファクトリー・イメージを試行する回数を指定します。
  • デフォルト値は1です。これは、各イメージが1回のみ試行されることを意味します。
  • 最大値は3です。これは、各イメージを3回まで試行できることを意味します。

max retry パラメーターは、決定ファームウェア・データ領域に格納されます。決定ファームウェア・データは、決定ファームウェア・アップデート・イメージで、または結合アプリケーション・イメージで更新することもできます。

max retry パラメーターは、ファクトリー・イメージの作成に使用するハードウェア・プロジェクトに指定します。 Quartus® Prime GUIから、Assignments > Device > Device and Pin Options > Configurationに移動し、Remote System Update MAX_RETRY count フィールドの値を選択します。
図 115. Configurationウィンドウ
このパラメーターは、プロジェクトの Quartus® Prime設定ファイル (.qsf) を編集し、直接指定することもできます。その場合は、次の行を追加する、もしくは値が既に存在する場合はその値を変更します。
set_global_assignment -name RSU_MAX_RETRY_COUNT 3