Nios® Vエンベデッド・プロセッサー・デザイン・ハンドブック

ID 726952
日付 7/08/2024
Public
ドキュメント目次

2.3.1. 揮発性メモリー

メモリータイプの主な違いは、揮発性/不揮発性です。揮発性メモリーは、メモリーデバイスに電力を供給している間のみ、その内容を保持します。電源を切断すると、メモリーはすぐにその内容を失います。

揮発性メモリーの例には、RAM、キャッシュ、およびレジスターがあります。これらは高速メモリータイプで、実行性能を向上させるものです。アルテラでは、 Nios® Vプロセッサー命令をRAMにロードして実行し、 Nios® V IPコアをオンチップメモリーIPまたは外部メモリー・インターフェイスIPと組み合わせることで、最適なパフォーマンスを実現することを推奨しています。

パフォーマンスの向上は、プラットフォーム・デザイナーの追加適応コンポーネントをなくすことで実現することができます。それには、 Nios® Vプロセッサー・データ・マネージャー・インターフェイスのタイプまたは幅をブートRAMと一致させます。例えば、On-Chip Memory IIを32ビットAXI-4インターフェイスとともにコンフィグレーションし、 Nios® Vデータ・マネージャー・インターフェイスと一致させます。