インテルのみ表示可能 — GUID: jrx1638493056009
Ixiasoft
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4.5.1.2.2. ソフトウェア・デザインフロー
このセクションでは、 Nios® Vプロセッサー・ソフトウェア・プロジェクトを生成およびビルドするソフトウェア・デザインフローを提供します。効率的なビルドフローを実現するには、デザイン・プロジェクトで同様のディレクトリー・ツリーを作成することが推奨されます。次のソフトウェア・デザインフローは、このディレクトリー・ツリーに基づいています。
- デザイン・プロジェクト・フォルダーに、software というフォルダーを作成します。
- software フォルダーに、2つのフォルダー (app および bsp) を作成します。

BSPプロジェクト・アプリケーションの作成
BSPエディターの設定は、選択している Nios® Vプロセッサーのブートオプションに従い編集する必要があります。
BSP Editorを起動するには、次の手順を行います。
- プラットフォーム・デザイナー・ウィンドウで、File > New BSPを選択します。Create New BSP ウィンドウが表示されます。
- BSP setting file では、software/bsp フォルダーに移動し、BSPに settings.bsp という名前を付けます。
BSPパス: <project directory>/software/bsp/settings.bsp
- System file (qsys or sopcinfo) には、 Nios® Vプロセッサー・プラットフォーム・デザイナー・システム (.qsys) ファイルを選択します。
注: Quartus® Primeスタンダード・エディションでは、SOPCINFOファイルを使用してBSPファイルを生成します。詳細は、AN 980: Nios V Processor Intel Quartus Prime Software Support を参照してください。
- Quartus project には、Quartusプロジェクト・ファイルを選択します。
- Revision には、正しいリビジョンを選択します。
- CPU name には、 Nios® Vプロセッサーを選択します。
- Operating system には、Altera HAL を選択します。
- Create をクリックし、BSPファイルを作成します。
BSP EditorのコンフィグレーションとBSPプロジェクトの生成
- Main > Settings > Advanced > hal.linker に進みます。
- すべての設定をオフの状態にします。
図 39. hal.linker の設定
- BSP Editor の BSP Linker Script タブをクリックします。
- すべてのLinker Section NameリストにOCRAMまたは外部RAMを設定します。
図 40. リンカー領域の設定
- Generate BSP をクリックします。BSPの生成が成功していることを確認します。
- BSP Editor を閉じます。
アプリケーション・プロジェクト・ファイルの生成
- software/app フォルダーに移動し、 Nios® Vアプリケーション・ソースコードを作成します。
- Nios Vコマンドシェルを起動します。
- 次のコマンドを実行し、アプリケーションの CMakeLists.txt を生成します。
niosv-app --app-dir=software/app --bsp-dir=software/bsp \ --srcs=software/app/<Nios V application source code>
アプリケーション・プロジェクトのビルド
アプリケーション・プロジェクトのビルドには、インテルFPGA向け RiscFree* IDE、またはコマンドライン・インターフェイス (CLI) を使用することができます。
CLIを使用する場合は、次のコマンドを使用してユーザー・プロジェクトをビルドすることができます。
cmake -G "Unix Makefiles" -DCMAKE_BUILD_TYPE=Debug \ -B software/app/debug -S software/app
make -C software/app/debug
アプリケーションの (.elf) ファイルは、software/app/debug フォルダーに作成されます。
HEXファイルの生成
アプリケーションの .elf ファイルから .hex ファイルを生成すると、フラッシュデバイスのプログラミングに適した .jic ファイルを作成することができます。
- Nios Vコマンドシェルを起動します。
- ブートコピアーを使用して Nios® Vプロセッサー・アプリケーションをQSPIフラッシュからコピーする場合は、次のコマンドラインを使用して、アプリケーションの .hex ファイルを生成します。
- GSFI経由のブートローダーの項内、 Nios® Vプロセッサー・コアに向けたGSFI経由のブートローダーの表を参照し、elf2flash コマンドで使用できる適切なGSFI経由のブートローダーについて確認してください。
elf2flash --boot <Intel Quartus Prime installation directory>/ niosv/components/bootloader/<Bootloader via GSFI> --input software/app/debug/<Nios V application>.elf \ --output flash.srec --reset <reset offset + base address of GSFI AVL MEM> \ --base <base address of GSFI AVL MEM> \ --end <end address of GSFI AVL MEM>
riscv32-unknown-elf-objcopy --input-target srec --output-target ihex \ flash.srec <Nios V application>.hex