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1. Nios® Vエンベデッド・プロセッサーについて
2. Quartus® Prime開発ソフトウェアおよびプラットフォーム・デザイナーでの Nios® Vプロセッサー・ハードウェア・システム・デザイン
3. Nios® Vプロセッサーのソフトウェア・システム・デザイン
4. Nios® Vプロセッサーのコンフィグレーションとブート・ソリューション
5. Nios® Vプロセッサー: MicroC/TCP-IPスタックの使用
6. Nios® Vプロセッサーのデバッグ、検証、およびシミュレーション
7. Nios® Vプロセッサー: リモート・システム・アップデート
8. Nios® Vプロセッサー: カスタム命令の使用
9. Nios® Vエンベデッド・プロセッサー・デザイン・ハンドブックのアーカイブ
10. Nios® Vエンベデッド・プロセッサー・デザイン・ハンドブックの改訂履歴
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5.8.1. MicroC/OS-IIのリソース
このセクションでは、µC/TCP-IP Simple Socket Serverアプリケーションを実装するタスク、キュー、イベントフラグ、およびセマフォーについて説明します。
タスク
次の表に、µC/TCP-IP Simple Socket Serverアプリケーションを実装するμC/OS-IIのタスクを示します。
タスク | 詳細 |
---|---|
SSSCreateOSDataStructs() | すべてのµC/OS-IIリソースのインスタンスを作成します |
SSSCreateTasks() | ネットワーク・サービスを使用しないタスクを初期化します |
SSSSimpleSocketServerTask() | ソケットサーバー接続を管理し、関連するサブルーチンを呼び出しソケット接続を管理します |
LEDManagementTask() | SSSLEDCommandQという名前のµC/OS-IIキューから受信するコマンドで駆動するLEDを管理します |
LEDLightshowTask() | LEDManagementTask() によって有効になった場合に、LEDライトの点灯を管理します |
タスク間通信リソース
次のグローバルハンドル (またはポインター) により、µC/OS-IIタスク間通信リソースを作成および操作します。すべてのリソースはシンプル・ソケットサーバーで始まり、ソフトウェア・モジュールで共有されるNios Vシンプル・ソケットサーバーが提供するパブリックリソースを示します。
SSSCreateOSDataStructs() 関数では、これらのリソースを simple_socket_server.c で宣言し、作成します。
- SSSLEDCommandQ: μC/OS-IIキューで、シンプル・ソケットサーバー・タスク SSSSimpleSocketServerTask() から開発ボードのLEDコントロール・タスク LEDManagementTask() にコマンドを送信します。
- SSSLEDLightshowSem: µC/OS-IIセマフォーで、LEDLightshowTask() で参照され、その後LEDが更新されます。
- SSSLEDEventFlag: µC/OS-IIフラグで、LEDの1つに対応します。
注: µC/TCP-IP Simple Socket Serverでは、大文字の頭字語プリフィクスを使用して各ソフトウェア・モジュールのパブリックリソースを識別し、アンダースコア付きの小文字を使用してソフトウェア・モジュール内部で使用するプライベート・リソースまたは関数を示します。
ソフトウェア・モジュールの頭字語識別子を次に示します。
- SSS: µC/TCP-IP Simple Socket Serverソフトウェア・モジュール
- LED: LED管理ソフトウェア・モジュール
- OS: µC/OS-II RTOSソフトウェア・コンポーネント