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1. Nios® Vエンベデッド・プロセッサーについて
2. Quartus® Prime開発ソフトウェアおよびプラットフォーム・デザイナーでの Nios® Vプロセッサー・ハードウェア・システム・デザイン
3. Nios® Vプロセッサーのソフトウェア・システム・デザイン
4. Nios® Vプロセッサーのコンフィグレーションとブート・ソリューション
5. Nios® Vプロセッサー: MicroC/TCP-IPスタックの使用
6. Nios® Vプロセッサーのデバッグ、検証、およびシミュレーション
7. Nios® Vプロセッサー: リモート・システム・アップデート
8. Nios® Vプロセッサー: カスタム命令の使用
9. Nios® Vエンベデッド・プロセッサー・デザイン・ハンドブックのアーカイブ
10. Nios® Vエンベデッド・プロセッサー・デザイン・ハンドブックの改訂履歴
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6.6.6. コマンドラインによるQuestaSimシミュレーターでのシミュレーションの実行
QuestaSimシミュレーターは、Nios Vコマンドシェルでコマンド vsim を使用して起動することができます。生成されるパッケージ内の msim_setup.tcl スクリプトにより、各ステップのエイリアスコマンドを作成します。コマンドのリストについては、次の表を参照してください。
マクロ | 詳細 |
---|---|
dev_com | デバイス・ライブラリー・ファイルをコンパイルします |
com | デザインファイルを正しい順序でコンパイルします |
elab | トップレベル・デザインをエラボレーションします |
elab_debug | novopt オプションでトップレベル・デザインをエラボレーションします |
ld | すべてのデザインファイルをコンパイルし、トップレベル・デザインをエラボレーションします |
ld_debug | すべてのデザインファイルをコンパイルし、vopt オプションでトップレベル・デザインをエラボレーションします |
注: vopt は、シミュレーターでトップレベル・デザインをエラボレーションする前に最適化を実行するオプションです。
QuestaSimシミュレーターでシミュレーションを実行するには、次の手順を行います。
- トランスクリプト・ウィンドウで、次のコマンドを使用して作業ディレクトリーをMentorに変更します。
cd <Project directory>/sys_tb/sys_tb/sim/mentor
- 生成されたメモリー初期化ファイルを現在のパス (Mentorフォルダー) にコピーします。
file copy -force <Project directory>/ram.hex ./
- 次のコマンドを使用して、msim_setup.tcl を実行します。
do msim_setup.tcl
- 次のコマンドを使用して、すべてのデザインファイルをコンパイルし、vopt オプションでトップレベル・デザインをエラボレーションします。
ld_debug
- run 2ms と入力すると、2ミリ秒のシミュレーションが開始します。
シミュレーションの最後に、「Hello world, this is the Nios V/m cpuchecking in …」というメッセージがトランスクリプト・ウィンドウに表示されます。シミュレーション結果は、波形ビューアーからも観察することができます。次の図は、シミュレーション結果を示しています。
図 113. シミュレーション結果