Nios® Vエンベデッド・プロセッサー・デザイン・ハンドブック

ID 726952
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

2.3.5. 密結合メモリー

密結合メモリー (TCM) は、オンチップメモリーを使用して実装されます。これは、TCMの低レイテンシー性がタスクに適しているためです。TCMは、一般的なアドレス空間にマッピングされるメモリーですが、マイクロプロセッサーへの専用インターフェイスがあり、キャッシュメモリーの高性能、低レイテンシー特性を備えています。TCMはまた、外部ホストに向けた下位インターフェイスを提供します。プロセッサーと外部ホストは、TCMの操作に対して同じ権限レベルをもっています。

注: TCMの下位ポートを外部ホストに接続している場合、プロセッサー・コアで割り当てられているベースアドレスとは異なるベースアドレスで表示される場合があります。アルテラでは、両方のアドレスを同じ値に揃えることを推奨しています。