Nios® Vエンベデッド・プロセッサー・デザイン・ハンドブック

ID 726952
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

7.3.1. 個別のファクトリー、アプリケーション、および更新イメージ

この例では、RSU機能の説明に4つのイメージが必要です。 Nios® Vプロセッサー・プロジェクトを変更し、異なる機能を備える4つの異なるシステムを作成します。ただし、これを行うには、複数のコンパイルを実行する必要があります。

ビルドフローを簡潔にするため、この例では、2つのプロセッサー・システム (ファクトリー・システムとアプリケーション・システム) を実装し、アプリケーション・システムの .SOF ファイルのコピーを3つ作成します。また、それぞれを次のとおり名付けます。

  • factory.sof (ファクトリー・イメージの .SOF)
  • application-0.sof (アプリケーション・イメージの .SOF)
  • application-1.sof (アプリケーション・アップデート・イメージの .SOF)
  • application-2.sof (ファクトリー・アップデート・イメージの .SOF)
アプリケーション・イメージに同じビットストリームが含まれている場合でも、RSUステータスログを使用して、イメージを識別することができます。
表 45.   Nios® Vプロセッサー・システムの詳細
システム ファクトリー アプリケーション
プラットフォーム・デザイナー・システム プラットフォーム・デザイナー・システムを作成するには、ハードウェア・デザインフローのセクションの手順に従います。OCRAMのサイズは6Mバイトにします。 プラットフォーム・デザイナー・システムを作成するには、ハードウェア・デザインフローのセクションの手順に従います。OCRAMのサイズは1Mバイトにします。
ボード・サポート・パッケージ BSPの設定は、ソフトウェア・デザインフローのセクションの手順に従い適用します。
Nios® Vプロセッサー・ソースコード factory.c を使用します。これは、Example source code for Nios V Processor LibRSU application の基本的なRSU操作を示すものです。関連情報のリンクを参照してください。 application.c を使用します。これは、Example source code for Nios V Processor LibRSU application の簡略化されたRSU操作を示すものです。関連情報のリンクを参照してください。
プロセッサーのブート方法

ソフトウェアはOCRAMからブートします。

イメージ
  • ファクトリー・イメージの .SOF
  • アプリケーション・イメージの .SOF
  • アプリケーション・アップデート・イメージの .SOF
  • ファクトリー・アップデート・イメージの .SOF