Nios® Vエンベデッド・プロセッサー・デザイン・ハンドブック

ID 726952
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

4.6.1.1. ハードウェア・デザインフロー

以降のセクションでは、OCRAMからの Nios® Vプロセッサー・アプリケーションのブート可能なシステム構築手順について説明します。次の例は、インテルArria 10 SoC開発キットを使用して構築されています。

IPコンポーネントの設定

  1. Quartus® Primeおよびプラットフォーム・デザイナーを使用して、 Nios® Vプロセッサー・プロジェクトを作成します。
  2. On-Chip Memory (RAM or ROM) Intel FPGAがプラットフォーム・デザイナー・システムに追加されていることを確認します。
  3. Initialize memory content および Enable non-default initialization file を有効にし、オンチップメモリーの ram.hex を指定します。
図 72.  Nios® Vプロセッサー・プロジェクトの接続
図 73. On-Chip Memory (RAM or ROM) Intel FPGA IPのパラメーター設定

Nios® Vプロセッサーのリセット・エージェント設定

  1. Nios® Vプロセッサーのパラメーター・エディターで、Reset Agent をOCRAMに設定します。
    図 74.  Nios® Vプロセッサー・パラメーター・エディターの設定
  2. Generate HDL をクリックすると、Generationダイアログボックスが表示されます。
  3. 出力ファイルの生成オプションを指定し、Generate をクリックします。

Quartus® Primeの設定

  1. Quartus Prime開発ソフトウェアで、Assignment > Device > Device and Pin Options > Configuration をクリックします。
  2. FPGAコンフィグレーション・スキームに応じて Configuration scheme を設定します。
  3. OK をクリックし、Device and Pin Options ウィンドウを終了します。
  4. OK をクリックし、Device ウィンドウを終了します。
  5. Start Compilation をクリックし、プロジェクトをコンパイルします。