Nios® Vエンベデッド・プロセッサー・デザイン・ハンドブック

ID 726952
日付 7/08/2024
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ドキュメント目次

6.6.5. システム・シミュレーション・ファイルの生成

デザインフローのこの時点では、システムが生成され、シミュレーションに必要な次のすべてのファイルが作成されています。これらは、シミュレーションの実行に必要なファイルです。
表 42.  Nios Vプロセッサーのシミュレーションに生成されるファイル
ファイル 詳細
<Project directory>/sys_tb/

プラットフォーム・デザイナーは、Create testbench Platform Designer システムオプションを有効にしている場合に、テストベンチ・システムを生成します。プラットフォーム・デザイナーでは、対応するAvalonバス・ファンクション・モデルを、システムのエクスポートされているすべてのインターフェイスに接続します。プラットフォーム・デザイナーの詳細については、Intel Quartus Prime Pro Edition User Guide: Platform Designer を参照してください。

<Project directory>/sys_tb/sys_tb/sim/mentor/msim_setup.tcl QuestaSimシミュレーション環境をセットアップし、エイリアスコマンドを作成して必要なデバイス・ライブラリーとシステム・デザインファイルを正しい順序でコンパイルし、シミュレーションに向けてトップレベル・デザインをロードします。
<Project directory>/<Memory Initialization Files>.hex システムのメモリー・コンポーネントを初期化するには、メモリー初期化ファイル (.hex) が必要です。elf2hexユーティリティーを使用して Nios® Vプロセッサー・プログラムを作成し、.hex ファイルに入力します。