インテルのみ表示可能 — GUID: zkz1486486945834
Ixiasoft
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2.5.3.1. 10GBASE-R、IEEE 1588v2に準拠した10GBASE-R、およびKR FEC付き10GBASE-Rバリアント
10GBASE-R PHYは、IEEE 802.3-2008仕様の条項49で定義されているように10.3125 Gbpsのデータレートで動作する、イーサネットに特化した物理層です。インテルStratix 10トランシーバーは、IEEE 1588v2準拠およびKR順方向誤り訂正 (FEC) 付き10GBASE-Rといった10GBASE-Rバリアントを実装できます。
10GBASE-Rパラレル・データ・インターフェイスは、Media Access Control (MAC) とインターフェイス接続する10 Gigabit Media Independent Interface (XGMII) であり、オプションでReconciliation Sub-layer (RS) を有します。
次の10GBASE-Rバリアントは、プリセットから使用可能です。
- 10GBASE-R
- 10GBASE-R Low Latency
- 10GBASE-R 1588
- 10GBASE-R w/ KR-FEC
ネイティブPHY IPコアからコンフィグレーションする場合には、インテルは、プリセットを使用して適切な10GBASE-Rバリアントを直接的に選択することをお勧めします。
IEEE 1588v2に準拠した10GBASE-R
FPGAファブリックへの tx_clkout および rx_clkout の出力クロック周波数は、PCS-PMAインターフェイス幅に基づいています。例えば、PCS-PMAインターフェイスが32ビットの場合、tx_clkout および rx_clkout は10.3125 Gbps/32ビット = 322.265625 MHzビットで実行されます。
IEEE1588v2に準拠した10GBASE-R PHYは、Phase CompensationモードでTX Core FIFOおよびRX Core FIFOの両方を使用します。有効なXGMIIデータは、MAC層とインターフェイス接続する156.25 MHzで実行されています。
IEEE 1588 Precision Time Protocol (PTP) は、10GBASE-R PHY IPをIEEE-1588v2モードでコンフィグレーションするネイティブPHY IPコアのプリセットによってサポートされています。PTPは次に示すようなアプリケーションの、クロックの精密な同期のために使用されます。
- 通信における分散システム
- 発電と送電
- 産業オートメーション
- ロボット工学
- データ収集
- 検査装置
- 測定
このプロトコルは、イーサネットを含むローカル・エリア・ネットワークにより通信を行うシステムに適用可能です。プロトコルは、各種特有の精度、分解能、安定性のクロックを備える異種システムがグランドマスター・クロックに同期することを可能にします。
KR-FEC付き10GBASE-R
インテルStratix 10の10GBASE-RはオプションのFECバリアントを有しており、これは10GBASE-KR PHYも対象としています。このオプションは、69項で定義されている、リンク範囲の向上をもたらすコーディング、および広範なセットのバックプレーン・チャネルでのBER性能を提供します。これは、生産時や環境上の条件の変動に対応するための付加的なマージンを提供します。追加されるTX FECサブレイヤーは以下を行います。
- TX PCSからのデータの受信
- 64b/66bワードのトランスコード
- エンコーディングやフレーミングの実行
- FECデータのスクランブルおよびPMAへの送信
RX FECサブレイヤーは以下を行います。
- PMAからのデータの受信
- デスクランブリングの実行
- FECフレーミングの同期
- 必要かつ可能な場合でのデータのデコードおよび訂正
- 64b/66bワードのリコードおよび、そのデータのPCSへの送信
KR FEC付き10GBASE-Rプロトコルは、10GBASE-R物理層のPCSサブレイヤーとPMAサブレイヤーの間に配置されたKR FECサブレイヤーです。
CMU PLLまたはATX PLLは、TX高速シリアルクロックを生成します。