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4.5.3. トランシーバーPHYリセット・コントローラー向けインテルStratix 10 FPGA IPのインターフェイス
この項では、Transceiver PHY Reset Controller インテル® Stratix® 10 FPGA IP用のトップレベルの信号について説明しています。
次の図は、Transceiver PHY Reset Controller インテル® Stratix® 10 FPGA IPのトップレベルの信号を示します。個別のリセット制御を選択した場合、図中の信号の多くはバスになります。図中の変数は、次のパラメーターを表します。
- <n> - レーン数
- <p> - PLL数
信号名 | 入力/出力 | クロックドメイン | 説明 |
---|---|---|---|
pll_locked[<p>-1:0] | 入力 | 非同期 | 各PLLからPLLロックステータス入力を提供します。アサートされると、TX PLLがロックされていることを示しています。デアサートすると、PLLはロックされていません。PLLごとに1つの信号があります。 |
pll_select[<p*n>-1:0] | 入力 | Transceiver PHY Reset Controller インテル® Stratix® 10 FPGA IPの入力クロックに同期します。複数のPLLを使用しない場合は、ゼロに設定します。 | Use separate TX reset per channelを選択する場合、このバスは、各チャネルに対して pll_locked 信号がリッスンするインデックスを指定するために、十分な入力を提供します。Use separate TX reset per channelがディスエーブルの場合、 pll_select 信号はすべてのチャネルで使用されます。 単一のTXリセットシーケンスがすべてのチャネルで使用される場合、n=1です。 |
tx_cal_busy[<n> -1:0] | 入力 | 非同期 | これは、pll_cal_busy および tx_cal_busy 信号の論理ORから生じるキャリブレーション・ステータス信号です。TX PLLまたはトランシーバーPHYのいずれかの初期キャリブレーションがアクティブのときに、信号がHighになります。マニュアルでキャリブレーションIPを再トリガーする場合、この信号はアサートされません。キャリブレーションが完了すると、信号がLowになります。この信号は、TXリセットシーケンスをゲートします。この信号の幅は、TXチャネルの数によって異なります。 |
rx_cal_busy[<n> -1:0] | 入力 | 非同期 | これは、トランシーバーPHY IPコアからのキャリブレーション・ステータス信号です。アサートされると、初期キャリブレーションがアクティブになります。デアサートされると、キャリブレーションが完了します。マニュアルでキャリブレーションIPを再トリガーする場合は、この信号はアサートされません。この信号は、RXリセットシーケンスをゲートします。この信号の幅は、RXチャネルの数によって異なります。 |
rx_is_lockedtodata [<n>-1:0] | 入力 | CDRに同期 | 各RX CDRから rx_is_lockedtodata ステータスを提供します。アサートされると、特定のRX CDRは入力データを受信する準備ができていることを示しています。RXチャネルに個別のコントロールを選択しない場合、これらの入力は単一のステータス信号を提供するために、内部で一緒にANDされています。 |
tx_analogreset_stat | 入力 | 非同期 | これは、トランシーバー・ネイティブPHY IPコアからのリセットステータス信号です。チャネルごとに1つの tx_analogreset_stat があります。 アサートされると、TX PMAのリセットシーケンスが開始されます。 デアサートされると、TX PMAのリセットシーケンスが終了します。 |
rx_analogreset_stat | 入力 | 非同期 | これは、トランシーバー・ネイティブPHY IPコアからのリセットステータス信号です。チャネルごとに1つの rx_analogreset_stat があります。 アサートされると、RX PMAのリセットシーケンスが開始されます。 デアサートされると、RX PMAのリセットシーケンスが終了します。 |
tx_digitalreset_stat | 入力 | 非同期 | これは、トランシーバー・ネイティブPHY IPコアからのリセットステータス信号です。チャネルごとに1つの tx_digitalreset_stat があります。 アサートされると、TX PCSのリセットシーケンスが開始されます。 デアサートされると、TX PCSのリセットシーケンスが終了します。 |
rx_digitalreset_stat | 入力 | 非同期 | これは、トランシーバー・ネイティブPHY IPコアからのリセットステータス信号です。チャネルごとに1つの rx_digitalreset_stat があります。 アサートされると、RX PCSのリセットシーケンスが開始されます。 デアサートされると、RX PCSのリセットシーケンスが終了します。 |
clock | 入力 | 該当なし | すべての内部ロジックが駆動されるTransceiver PHY Reset Controller インテル® Stratix® 10 FPGA IPへのフリーランニング・システム・クロック入力です。フリーランニング・クロックが使用不可の場合、システムクロックが安定するまでリセットを保持してください。 |
reset | 入力 | 非同期 | Transceiver PHY Reset Controller インテル® Stratix® 10 FPGA IPへの非同期リセット入力です。アサートされると、コンフィグレーションされたすべてのリセット出力がアサートされます。アサートされたリセット入力信号を保持すると、他のすべてのリセット出力がアサートされます。オプションは、システムクロックと同期するために使用可能です。同期モードでは、リセット信号はデフォルトで少なくとも2クロックサイクルの間アサートされたままである必要があります。 |
tx_digitalreset [<n>-1:0] | 出力 | Transceiver PHY Reset Controller インテル® Stratix® 10 FPGA IPの入力クロックに同期 | TXチャネルのデジタルリセットです。この信号の幅は、TXチャネルの数によって異なります。この信号は、次の条件のいずれかが当てはまる場合にアサートされます。
|
tx_analogreset [<n>-1:0] | 出力 | Transceiver PHY Reset Controller インテル® Stratix® 10 FPGA IPの入力クロックに同期 | TXチャネルのアナログリセットです。この信号の幅は、TXチャネルの数によって異なります。reset および tx_cal_busy がアサートされると、この信号がアサートされます。 |
tx_ready[<n>-1:0] | 出力 | Transceiver PHY Reset Controller インテル® Stratix® 10 FPGA IPの入力クロックに同期 | TXリセットシーケンスが完了するときを示すステータス信号です。TXリセットがアクティブなときに、この信号がデアサートされます。この信号は、tx_digitalreset のデアサーション後に、数クロックサイクルでアサートされています。一部のプロトコル実装には、データを送信する前にこの信号を監視する必要があります。この信号の幅は、TXチャネルの数によって異なります。 |
rx_digitalreset [<n>-1:0] | 出力 | Transceiver PHY Reset Controller インテル® Stratix® 10 FPGA IPの入力クロックに同期 | RXチャネルのデジタルリセットです。この信号の幅は、チャネルの数によって異なります。次の条件のいずれかに該当する場合、この信号がアサートされます。
|
rx_analogreset [<n>-1:0] | 出力 | Transceiver PHY Reset Controller インテル® Stratix® 10 FPGA IPの入力クロックに同期 | RXのアナログリセットです。アサートされると、トランシーバーPHYのRX CDRブロックおよびRX PMAブロックがリセットされます。次の条件のいずれかに該当する場合、この信号がアサートされます。
信号の幅は、チャネルの数によって異なります。 |
rx_ready[<n>-1:0] | 出力 | Transceiver PHY Reset Controller インテル® Stratix® 10 FPGA IPの入力クロックに同期 | RXリセットシーケンスが完了するときを示すステータス信号です。RXリセットがアクティブなときに、この信号がデアサートされます。この信号は、rx_digitalreset のデアサーション後に、数クロックサイクルでアサートされています。一部のプロトコル実装には、データを送信する前にこの信号を監視する必要があります。この信号の幅は、RXチャネルの数によって異なります。 |
pll_select の使用例
- 3つのTX PLLの間でシングルチャネルを切り替えることができる場合、pll_select 信号は、選択した3つのTX PLLの pll_locked 信号のどれがTXリセットシーケンスにPLLのロックステータスを通信するために使用されるかを示します。この場合には、3ビット幅の pll_locked ポートを選択するために、pll_select ポートは2ビット幅です。
- 3つのチャネルが3つのTX PLL、およびチャネルごとに個別のTXリセットシーケンスでインスタンス化される場合、pll_select フィールドは6ビット幅です (チャネルあたり2ビット)。この場合、pll_select[1:0] はチャネル0を表し、pll_select[3:2] はチャネル1を表し、pll_select[5:4] はチャネル2を表します。各チャネルでは、個別の pll_locked 信号がPLLロックステータスを示します。
- 3つのチャネルが3つのTX PLLでインスタンス化され、3つのチャネルすべて対して単一のTXリセットシーケンスでインスタンス化される場合、pll_select フィールドは2ビット幅です。この場合、同じ pll_locked 信号は、3つのチャネルすべてのPLLロックステータスを示します。
- 1つのチャネルが1つのTX PLLでインスタンス化される場合、pll_select フィールドは1ビット幅です。pll_select をロジック0に接続します。
- 3つのチャネルが1つのTX PLLのみでインスタンス化され、チャネルごとに個別のTXリセットシーケンスでインスタンス化される場合、pll_select フィールドは3ビット幅です。この場合、使用可能なTX PLLは1つだけであるため、pll_select を0に設定する必要があります。