インテル® Stratix® 10 LタイルおよびHタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683621
日付 3/03/2020
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ドキュメント目次

2.4.2.7.2. RXデータ・ビットスリップ

Enhanced PCSを使用する場合、RXギアボックスのRXビットスリップにより、リカバリーデータのスリップが可能になります。

rx_bitslip ポートの非同期アクティブHighエッジがワード境界を変更し、rx_parallel_data を1度に1ビットシフトします。rx_bitslip ポートは、独自のワード・アライメント・ロジックと併せて使用します。rx_bitslip 信号は少なくとも2パラレル・クロック・サイクルの間アサートして、同期を可能にします。rx_parallel_data の監視によってワード・アライメントを検証します。RXビットスリップ機能の使用はオプションです。

図 70. RXビットスリップ

詳細については、RXギアボックス、RXビットスリップ、および極性反転の項を参照してください。

Standard PCSを使用する際にRXビットスリップ機能を使用するには、Enable rx_bitslip portを選択し、ワードアライナー・モードをbit slipに設定します。これにより、rx_bitslip が入力コントロール・ポートとして追加されます。rx_bitslip のアクティブHighのエッジは、1度に1ビットスリップします。rx_bitslip がHighとLowの間で切り替わると、ワードアライナーはすべてのアクティブHighのエッジごとに1度に1ビットスリップします。rx_bitslip 信号は少なくとも2パラレル・クロック・サイクルの間アサートして同期を可能にします。rx_parallel_data の監視によってこの機能を検証することができます。

図 71. 8ビットモードでのRXビットスリップ tx_parallel_data = 8'hbc
図 72. 10ビットモードでのRXビットスリップ tx_parallel_data = 10'h3bc
図 73. 16ビットモードでのRXビットスリップ tx_parallel_data = 16'hfcbc
図 74. 20ビットモードでのRXビットスリップ tx_parallel_data = 20'h3fcbc

詳細については、ビットスリップ・モードのワードアライナーの項を参照してください。