インテル® Stratix® 10 LタイルおよびHタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683621
日付 3/03/2020
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ドキュメント目次

2.4.2.10.1. ワード・マーキング・ビット

ワード・マーキング・ビットは、ダブルレート転送モードを使用する場合にのみ必要です。

インテルStratix 10トランシーバーで可能な最大FIFOデータパス幅は40ビット幅です。80ビットの tx_parallel_data または rx_parallel_data (データバスおよび制御ビットを含む) データパスにわたって転送するために、パラレルデータはそれぞれ40ビットの2つのデータワードに分割されます。新しいマーキングビットは tx_parallel_data または rx_parallel_data のワード境界を示すために追加され、それぞれ下位40ビット・ワードおよび上位40ビット・ワードをマークします。

チャネルがダブルレート転送モードでコンフィグレーションされている場合、tx_parallel_data のワード・マーキング・ビットを0または1に設定して、送信データパスの下位または上位40ビット・ワードを示す必要があります。受信データパスでは、上位ワードまたは下位ワードのいずれかを最初に受信できます。マーキングビットを使用して、データを再アライメントする必要があります。受信データパスでは、ワード・マーキング・ビットは下位ワードまたは上位ワードも示します。通常、送信データパスと同じです (0は下位ワード、1は上位ワードです)。ただし、いくつかの例外があります。次のコンフィグレーションでは、上位ワードは0で受信され、下位ワードは1で受信されます。

  • 32ビットのインターフェイス幅を備えたEnhanced PCS
  • 16、20、32ビットのインターフェイス幅を備えたPCS Direct

ダブルレート転送モードを使用する場合に必要なワード・マーキング・ビットを含む特別なリセットシーケンスがあります。詳細については、特別なTX PCSリセット・リリース・シーケンスの項を参照してください。

マーキングビット情報については、トランシーバーPHY PCS-to-Coreインターフェイスのリファレンス・ポート・マッピングの項を参照してください。