インテルのみ表示可能 — GUID: ghq1486418472838
Ixiasoft
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2.4.2.5.1. エンハンストPCS FIFO動作
位相補償モード
位相補償モードでは、コアクロックとパラレル・クロック・ドメインの間の正常なデータ転送が保障されます。TXあるいはRX Core FIFOの読み出しおよび書き込み側が、同一のクロック周波数で駆動される必要があります。このモードでは、TXまたはRX FIFOの深度は一定です。したがって、TXまたはRX Core FIFOフラグのステータスは無視できます。tx_fifo_wr_en または rx_data_valid はロジックレベル1に固定できます。
Basicモード
Basicモードでは、FIFOの読み出し側および書き込み側を異なるクロック周波数で駆動することができます。tx_coreclkin または rx_coreclkin は、66で分周されたレーン・データレートを最小周波数とします。tx_coreclkin または rx_coreclkin の周波数の範囲は、(データレート/32) から (データレート/66) です。インテルは、最良の結果を得るために tx_coreclkin または rx_coreclkin を (データレート/32) にすることをお勧めします。FIFOフラグを監視して、書き込みおよび読み出し動作を制御します。
TX FIFOでは、tx_fifo_pfull 信号がLowになれば tx_enh_data_valid をアサートします。以下のアサインメント例によりこれを設定します。
assign tx_enh_data_valid = ~tx_fifo_pfull;
RX FIFOでは、rx_fifo_pempty 信号がLowになれば rx_enh_read_en をアサートします。以下のアサインメント例によりこれを設定します。
assign rx_enh_read_en = ~rx_fifo_pempty;
使用するギアレートが同一である場合には、rx_enh_data_valid 信号は常にHighです。ギアレートが異なれば、rx_enh_data_valid はHighとLowを切り替えます。RXパラレルデータは、rx_enh_data_valid がHighになった際に有効です。rx_enh_datavalid 信号がLowであれば、無効なRXパラレルデータを破棄します。
Registerモード
このモードでは、FIFOはバイパスされます。読み出しクロックおよび書き込みクロックは同じです。
10GBASE-Rコンフィグレーション
10GBASE-Rのコンフィグレーションでは、TX FIFOは位相補償FIFOとして動作し、RX FIFOはクロック補償FIFOとして動作します。
1588に準拠した10GBASE-Rのコンフィグレーションでは、TX FIFOおよびRX FIFOの両方が位相補償モードで使用されます。TXおよびRX位相補償FIFOは、PHY IPによって自動的にFPGAファブリックに構築されます。
KR FEC付き10GBASE-Rのコンフィグレーションでは、TX FIFOを位相補償モードで使用し、RX FIFOはクロック補償FIFOとして動作します。