インテル® Stratix® 10 LタイルおよびHタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683621
日付 3/03/2020
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ドキュメント目次

3.11.2.1. x6/x24ボンディング・モードの実装

図 163. x6/x24ボンディング・モードのネイティブPHY IPコアとPLL IPコア間の接続
注: 上の図は「マルチチャネルx1/x24ノンボンディングの例」に類似していますが、トランシーバー・チャネル上のクロック入力ポートは、x6/x24ボンディング・コンフィグレーションでローカルCGBをバイパスします。この内部接続は、Native PHY channel bonding modeBondedに設定されている場合に処理されます。

x6/x24ボンディング・コンフィグレーションの実装手順

  1. x6/x24ボンディング・コンフィグレーションのATX PLLまたはfPLLのいずれかをインスタンス化できます。
    • 詳細な手順については、ATX PLL IPコアのインスタンス化またはfPLL IPコアのインスタンス化を参照してください。

    • CMU PLLはMaster CGBを駆動できないため、ボンディング・コンフィグレーションに使用できるのはATX PLLまたはfPLLのみです。
  2. IP Parameter Editorを使用して、PLL IPコアをコンフィグレーションします。Include Master Clock Generation BlockおよびEnable bondingクロック出力ポートをイネーブルします。
  3. IP Parameter Editorを使用して、ネイティブPHY IPコアをコンフィグレーションします。
    • Native PHY IP core TX Channel bonding mode PMA bondingまたはPMA/PCS bondingのいずれかに設定します。
      注: PMA/PCSボンディングを使用する場合は、すべてのチャネルを連続して配置する必要があります。詳細については、「チャネル・ボンディング」の項を参照してください。
    • デザインで必要なチャネル数を設定します。この例では、チャネル数は10に設定されています。
  4. 最上位ラッパーを作成して、PLL IPコアをネイティブPHY IPコアへ接続します。
    • この場合、PLL IPコアには幅[5:0]の tx_bonding_clocks 出力バスが存在します。
    • ネイティブPHY IPコアには、トランシーバー・チャネルの数 (この例では10個) で乗算された幅[5:0]を持つ tx_bonding_clocks 入力バスが存在します。10個のチャネルであれば、バス幅は[59:0]となります。
      注: tx_bonding_clocks を接続する間は、インテルQuartus Primeプロ・エディション開発ソフトウェアのフィッターエラーを回避するために、tx_serial_clk には触れないようにします。
    • チャネルの数に合わせてPLL[5:0]の出力を複製し、PLL IPコアをPHY IPコアに接続します。チャネルの個数が10であれば、入力ポート接続へのVerilog構文は .tx_bonding_clocks ({10{tx_bonding_clocks_output}}) となります。
図 164. x6/x24ボンディング・モードにおける内部チャネル接続