インテル® Stratix® 10 LタイルおよびHタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683621
日付 3/03/2020
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ドキュメント目次

2.4.4.1.3. PRBSジェネレーターとベリファイアー

PRBSジェネレーターは、セルフアライメント・パターンを生成し、把握している固有シーケンスの個数をカバーします。PRBSパターンはLinear Feedback Shift Register (LFSR) によって生成されるため、次のパターンは以前のパターンをもとに決定されます。PRBSベリファイアーは受信したパターンの一部を受信すると、次のビットシーケンスを生成して、受信したデータシーケンスが正しいかどうかを検証できます。

PRBSジェネレーターとベリファイアーは、10ビットまたは64ビットのPCS-PMAインターフェイスでのみ使用できます。PRBS9は、10ビットおよび64ビットのPCS-PMA幅で使用可能です。他のすべてのPRBSパターンは、64ビットPCS-PMA幅でのみ使用可能です。FPGAファブリック-PCSインターフェイスはFPGAコアの推奨されるスピードの範囲内で実行する必要があるため、この範囲を超えないように、対応するデータレートに正しいPCS-PMA幅を使用していることを確認してください。

表 93.  PRBSがサポートする多項式およびデータ幅データレートが3 Gbpsより低い場合は、10ビットモードのPRBS9を使用します。
パターン 多項式 64ビット 10ビット 最適な使用法
PRBS7 G(x) = 1+ x6 + x7 使用可 - PRBS7およびPRBS9は、リニア障害のあるトランシーバー・リンクおよび8B/10Bを有するトランシーバー・リンクの検証に使用します。
PRBS9 G(x) = 1+ x5 + x9 使用可 使用可
PRBS15 G(x) = 1+ x14 + x15 使用可 - PRBS15は、ジッター評価に使用します。
PRBS23 G(x) = 1+ x18 + x23 使用可 - PRBS23またはPRBS31は、SDH/SONET/OTNジッターテスターなど8B/10Bのないリンクのジッター評価 (データ依存ジッター) に使用します。40G、100G、および10Gアプリケーションのほとんどは、リンク評価にPRBS31を使用します。
PRBS31 G(x) = 1+ x28 + x31 使用可 -