インテル® Stratix® 10 LタイルおよびHタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683621
日付 3/03/2020
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ドキュメント目次

6.9.3. GXチャネルとGXTチャネル間のリコンフィグレーション

すべてのGXTチャネルはGXチャネル (≤17.4Gbps) にリコンフィグレーションできます。

受信データパスは、ネイティブPHYの次の値のいずれかを変更することでリコンフィグレーションできます。

  • リファレンス・クロック・ソースの変更
  • CDRのM/N/Lカウンター値の変更

送信データパスは、次のいずれかの方法でリコンフィグレーションできます。

  • ATX PLLはGXTクロックラインを駆動し、別のATX PLL/fPLLはGXクロックラインを駆動します。ネイティブPHY IPコアには、2つのTXクロック入力が選択されています。
    • ネイティブPHY IPコアのTXシリアル・クロック・ソースを変更して、GXTとGXのデータレートを選択します。
  • 単一のATX PLLがGXTクロックラインおよびGXクロックラインを駆動します。両方の tx_serial_clk および tx_serial_clk_gt 出力ポートをATX PLLでイネーブルする必要があります。ネイティブPHY IPコアは、2つのTXクロック入力を持つようにコンフィグレーションされており、ATX PLLのシリアル・クロック・ポートに接続されています。
    • ATX PLLは、GXTとGXのデータレートを切り替えるときにリコンフィグレーションされます。ATX PLLは、リコンフィグレーション後にリキャリブレーションする必要があります。
    • ネイティブPHY IPコアは2つの tx_serial_clk ソースを切り替えます。

受信または送信データレートが変更された場合は、ネイティブPHY IPコアをリキャリブレーションする必要があります。送信用のGXTおよびGXデータレートに単一のATX PLLを使用する場合は、ATX PLLがロックされた後にネイティブPHYのリキャリブレーションを実行する必要があります (上記の2番目の方法)。

注: GXTデータレートがGXデータレートの倍数である場合、ネイティブPHY IPコアのTX local division factorパラメーターを使用してGXTデータレートおよびGXデータレート間を切り替えることはできません。