インテル® Stratix® 10 LタイルおよびHタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683621
日付 3/03/2020
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ドキュメント目次

4.3.1.3. パワーアップ後のレシーバーのリセット

FPGAは、ユーザーモードに入る前に、パワーアップのたびにPLLを自動的にキャリブレーションします。デバイスがユーザーモードに入った後、リセットシーケンスを実行します。ユーザーコード化されたReset Controllerは、最初のパワーアップのキャリブレーション後の信頼性の高いトランスミッターの初期化を確実にするために、以下のリセットシーケンスに準拠する必要があります。

このリストの手順の番号は、次の図の番号に対応しています。

  1. デバイスがユーザーモードに入った後、trx_analogreset の最小期間の後に、rx_analogreset をデアサートします。デバイスがユーザーモードに入るときに、CONF_DONEピンがアサートされます。
  2. PHYからの rx_analogreset_stat 信号がデアサートされるのを待って、rx_analogreset が正常にデアサートされることを確認します。
  3. rx_is_lockedtodata がアサートされるのを待ちます。
  4. rx_is_lockedtodatatLTD の最小期間5usの間アサートされたままになった後、rx_digitalreset をデアサートします。rx_is_lockedtodata がアサートされてトグルする場合は、rx_digitalreset をデアサートする前に、さらに tLTD 期間を待機する必要があります。
  5. PHYからの rx_digitalreset_stat 信号がデアサートされるのを待って、rx_digitalreset が正常にデアサートされることを確認します。
図 171. パワーアップ後のレシーバーのリセット