インテル® Stratix® 10 LタイルおよびHタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683621
日付 3/03/2020
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ドキュメント目次

2.4.2.3.3. 64B/66Bベースのプロトコル用のKR-FEC機能

プロトコルが64B/66Bベースの場合、10GBASE-KR/Ethernetおよびカスタムプロトコルの両方の実装にEnhanced PCSのKR-FECブロックを使用できます。このブロックは、 IEEE802.3 Clause 74 に従ってデザインされており、トランシーバー・チャネルの最大データレートまで使用できます。

例えば、損失のあるバックプレーン全体で16Gbpsで4つの結合レーンを実行するSuperliteII V2プロトコル (8 GHzで30 dBに近いIL) を実装し、RXイコライゼーションに加えてKR-FECブロックを使用して、BERをさらに削減することができます。FECを使用する場合、本質的に発生する追加のレイテンシーが発生することに注意してください。上記の例で説明したKR-FEC実装の場合、レイテンシーは、完全なTXおよびRXパスに対して約40パラレル・クロック・サイクル追加されます。レイテンシー数は、プロトコルの実装に使用される実際の回線速度およびその他のPCSブロックによって異なります。高速トランシーバーのデモデザインの詳細については、インテルFPGA Wikiを参照してください。

注: インテルFPGA Wikiの資料は現状のままで提供されており、インテル コーポレーションではサポートされていません。

KR-FECブロックの詳細については、KR FECブロックおよびRX KR FECブロックの項を参照してください。

64B/66Bエンコーダーおよびデコーダーの詳細については、64B/66Bエンコーダーおよびトランスミッター・ステートマシン (TX SM) および64B/66Bデコーダーおよびレシーバー・ステートマシン (RX SM) の項を参照してください。