インテルのみ表示可能 — GUID: akl1484165155458
Ixiasoft
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2.3.7. Enhanced PCSパラメーター
この項では、Enhanced PCSの個々のブロックをカスタマイズするためにネイティブPHY IPコアのGUIで使用できるパラメーターを定義します。
以下の表に、使用できるパラメーターを示します。選択したTransceiver Configuration Ruleに基づいて、指定した設定が標準プロトコルに違反する場合には、Native PHY IP core Parameter Editorでエラーまたは警告メッセージが表示されます。
パラメーター | 範囲 | 説明 |
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Enhanced PCS / PMA interface width | 32、40、64 | Enhanced PCSとPMAの間のインターフェイス幅を指定します。 |
FPGA fabric /Enhanced PCS interface width | 32、40、64、66、67 | Enhanced PCSとFPGAファブリックの間のインターフェイス幅を指定します。 66ビットのFPGAファブリックからPCSへのインターフェイス幅では、TXやRXのパラレルデータに64 ビットを使用します。ブロック・シンクロナイザーは、コントロール・バスからの下位2ビットを含む66ビット・ワードのブロック境界を決定します。 67ビットのFPGAファブリックからPCSへのインターフェイス幅は、TXやRXのパラレルデータに64 ビットを使用します。ブロック・シンクロナイザーは、コントロール・バスからの下位3ビットを含む67ビット・ワードのブロック境界を決定します。 |
Enable 'Enhanced PCS' low latency mode | On/Off | Enhanced PCSの低レイテンシー・パスをイネーブルします。このオプションをオンにすると、PMAからEnhanced PCSまで最も低いレイテンシー・パスを提供するために、Enhanced PCSの個々の機能ブロックがバイパスされます。イネーブルにした際に、このモードはGXトランシーバー・チャネルに適用可能です。インテルは、GTトランシーバー・チャネルを使用する際にはこれをイネーブルしないことをお勧めします。 |
パラメーター | 範囲 | 説明 |
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Enable Interlaken frame generator | On / Off | Enhanced PCSのフレーム・ジェネレーター・ブロックをイネーブルします。 |
Frame generator metaframe length | 5〜8192 | フレーム・ジェネレーターのメタフレーム長を指定します。このメタフレーム長は、フレーム・ジェネレーターが作成する4つのフレーミング・コントロール・ワードを含みます。 |
Enable Frame Generator Burst Control | On / Off | フレーム・ジェネレーター・バーストをイネーブルします。これにより、フレーム・ジェネレーターが tx_enh_frame_burst_en ポートの入力に基づいてTX FIFOからデータを読み出すかどうかを決定します。 |
Enable tx_enh_frame port | On / Off | tx_enh_frame ステータス出力ポートをイネーブルします。Interlakenフレーム・ジェネレーターをイネーブルした際に、この信号が新しいメタフレームの開始を示します。この信号は非同期信号です。 |
Enable tx_enh_frame_diag_status port | On / Off | 2ビットの tx_enh_frame_diag_status 入力ポートをイネーブルします。Interlakenフレーム・ジェネレーターをイネーブルした際に、この信号の値はフレーミング・レイヤー診断ワードからのステータスメッセージを含みます。この信号は tx_clkout と同期しています。 |
Enable tx_enh_frame_burst_en port | On / Off | tx_enh_frame_burst_en 入力ポートをイネーブルします。Interlakenフレーム・ジェネレーターのバーストコントロールがイネーブルされると、TX FIFOから読み出すフレーム・ジェネレーターのデータを制御するためにこの信号がアサートされます。この信号は tx_clkout と同期しています。 |
パラメーター | 範囲 | 説明 |
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Enable Interlaken frame synchronizer | On / Off | このオプションをオンにすると、Enhanced PCSフレーム・シンクロナイザーがイネーブルされます。 |
Frame synchronizer metaframe length | 5〜8192 | フレーム・シンクロナイザーのメタフレーム長を指定します。 |
Enable rx_enh_frame port | On / Off | rx_enh_frame status output portをイネーブルします。Interlakenフレーム・シンクロナイザーをイネーブルした際に、この信号が新しいメタフレームの開始を示します。この信号は非同期信号です。 |
Enable rx_enh_frame_lock port | On / Off | rx_enh_frame_lock output portをイネーブルします。Interlakenフレーム・シンクロナイザーをイネーブルした際に、この信号はフレーム・シンクロナイザーがメタフレーム境界を検出したことを示すためにアサートされます。この信号は非同期出力信号です。 |
Enable rx_enh_frame_diag_status port | On / Off | rx_enh_frame_diag_status output portをイネーブルします。Interlakenフレーム・シンクロナイザーをイネーブルした際に、この信号に、フレーミングー・レイヤ診断ワード (ビット[33:32]) の値が含まれます。この信号はレーンあたり2ビットの出力信号です。有効な診断ワードが受信されるとラッチされます。この信号は非同期信号です。 |
パラメーター | 範囲 | 説明 |
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Enable Interlaken TX CRC-32 Generator | On / Off | このオプションをオンにすると、TX Enhanced PCSデータパスがCRC32ジェネレーター機能をイネーブルします。CRC32は診断ツールとして使用できます。CRCは診断ワードを含む全体のメタフレームを含んでいます。 |
Enable Interlaken TX CRC-32 generator error insertion | On / Off | このオプションをオンにすると、Interlaken CRC-32ジェネレーターのエラー挿入がイネーブルになります。エラー挿入はサイクル精度です。この機能をイネーブルすると、tx_control[8] または tx_err_ins 信号のアサートにより、ワードが不正に反転されている状態でCRC演算が行われ、これによりメタフレームが不正であるというCRCが作成されます。 |
Enable Interlaken RX CRC-32 checker | On / Off | CRC-32チェッカー機能をイネーブルします。 |
Enable rx_enh_crc32_err port | On / Off | このオプションをオンにすると、Enhanced PCSがrx_enh_crc32_err portをイネーブルします。この信号は、CRCチェッカーが現在のメタフレームでエラーを発見したことを示すためにアサートされます。この信号は非同期信号です。 |
パラメーター | 範囲 | 説明 |
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Enable rx_enh_highber port (10GBASE‑R) | On / Off | rx_enh_highber portをイネーブルします。この信号は、10GBASE-Rのトランシーバー・コンフィグレーション・ルール用に、ビット・エラー・レートが10 -4より高いことを示すためにアサートされます。これは、10GBASE-Rの仕様にそって、125 μs以内に少なくとも16のエラーがある場合に生じます。この信号は非同期信号です。 |
Enable rx_enh_highber_clr_cnt port (10GBASE‑R) | On / Off | rx_enh_highber_clr_cnt input portをイネーブルします。この信号は、10GBASE-Rのトランシーバー・コンフィグレーション・ルール用に、内部カウンターをクリアするためにアサートされます。カウンターは、BERステートマシンが「BER_BAD_SH」ステートに入った回数を示します。この信号は非同期信号です。 |
Enable rx_enh_clr_errblk_count port (10GBASE‑R & FEC) | On / Off | rx_enh_clr_errblk_count input portをイネーブルします。この信号は、10GBASE-Rのトランシーバー・コンフィグレーション・ルール用に、内部カウンターをクリアするためにアサートされます。カウンターは、RXステートマシンがRX_Eステートに入った回数を示します。FECブロックがイネーブルされたプロトコルでは、この信号はRX FECブロックのステータスカウンターをリセットするためにアサートされます。この信号は非同期信号です。 |
パラメーター | 範囲 | 説明 |
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Enable TX 64b/66b encoder (10GBASE-R) | On / Off | このオプションをオンにすると、Enhanced PCSがTX 64b/66bエンコーダーをイネーブルします。 |
Enable RX 64b/66b decoder (10GBASE-R) | On / Off | このオプションをオンにすると、Enhanced PCSがRX 64b/66bデコーダーをイネーブルします。 |
Enable TX sync header error insertion | On / Off | このオプションをオンにすると、Enhanced PCSで、レシーバーで行われるエラー状態テストを補佐するためのサイクル精度エラーの作成が可能になります。エラー挿入がイネーブルされ、エラーフラグが設定されると、現在のワード用のエンコーディング同期ヘッダーが不正な形で生成されます。正しい同期ヘッダーが2'b01 (コントロール・タイプ) であれば、2'b00がエンコードされます。正しい同期ヘッダーが2'b10 (データタイプ) であれば、2'b11がエンコードされます。 |
パラメーター | 範囲 | 説明 |
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Enable TX scrambler (10GBASE-R/Interlaken) | On / Off | スクランブラー機能をイネーブルします。このオプションは、Basic (Enhanced PCS) モード、Interlakenおよび、10GBASE-Rのプロトコルで使用可能です。ブロック・シンクロナイザーがイネーブルされ、ギアボックス比が66:32、66:40、または66:64である際の、Basic (Enhanced PCS) モードでスクランブラーをイネーブルできます。 |
TX scrambler seed (10GBASE-R/Interlaken) | ユーザー指定の58ビットの値 | Interlakenプロトコル用にゼロ以外のシードを用意する必要があります。マルチレーンのInterlaken Transceiver Native PHY IPでは、最初のレーンのスクランブラーがこのシードを有します。他のレーンのスクランブラーは、このシードにレーンあたり1を増加させたシードを有します。10GBASE-Rの最初のシードは、0x03FFFFFFFFFFFFFFです。このパラメーターは、10GBASE-RおよびInterlakenのプロトコルに必要です。 |
Enable RX descrambler (10GBASE-R/Interlaken) | On / Off | デスクランブラー機能をイネーブルします。このオプションは、Basic (Enhanced PCS) モード、Interlakenおよび、10GBASE-Rのプロトコルで使用できます。ブロック・シンクロナイザーがイネーブルされ、ギアボックス比が66:32、66:40、または66:64のBasic (Enhanced PCS) モードでデスクランブラーをイネーブルできます。 |
パラメーター | 範囲 | 説明 |
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Enable Interlaken TX disparity generator | On / Off | このオプションをオンにすると、Enhanced PCSはディスパリティー・ジェネレーターをイネーブルします。このオプションはInterlakenプロトコルで使用可能です。 |
Enable Interlaken RX disparity checker | On / Off | このオプションをオンにすると、Enhanced PCSがディスパリティー・チェッカーをイネーブルします。このオプションはInterlakenプロトコルで使用可能です。 |
Enable Interlaken TX random disparity bit | On / Off | Interlakenランダム・ディスパリティー・ビットをイネーブルします。イネーブルすると、レイテンシーを1サイクル削減するディスパリティー・ビットとして乱数が使用されます。 |
パラメーター | 範囲 | 説明 |
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Enable RX block synchronizer | On / Off | このオプションをオンにすると、Enhanced PCSはRXブロック・シンクロナイザーをイネーブルします。このオプションはBasic (Enhanced PCS) モード、Interlakenおよび10GBASE-Rのプロトコルで使用可能です。 |
Enable rx_enh_blk_lock port | On / Off | rx_enh_blk_lock ポートをイネーブルします。ブロック・シンクロナイザーをイネーブルした際に、この信号はブロック描画が検出されたことを示すためにアサートされます。 |
パラメーター | 範囲 | 説明 |
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Enable TX data bitslip | On / Off | このオプションをオンにすると、TXギアボックスは、ビットスリップ・モードで動作します。tx_enh_bitslip portは、TXパラレルデータがPMAに行く前にスリップするビット数を制御します。 |
Enable TX data polarity inversion | On / Off | このオプションをオンにすると、TXデータの極性が反転されます。これによりPCB上の誤った配置および配線を修正することができます。 |
Enable RX data bitslip | On / Off | このオプションをオンにすると、Enhanced PCS RXブロック・シンクロナイザがビットスリップ・モードで動作します。イネーブルすると、PMAからのRXパラレル・データをPCSに渡す1ビット手前でスリップさせるために、rx_bitslip portが立ち上がりエッジでアサートされます。 |
Enable RX data polarity inversion | On / Off | このオプションをオンにすると、RXデータの極性が反転されます。これによりPCB上の誤った配置配線を修正することができます。 |
Enable tx_enh_bitslip port | On / Off | tx_enh_bitslip portをイネーブルします。TXビットスリップをイネーブルした際に、この信号は、TXパラレルデータがPMAに行く前にスリップするビット数を制御します。 |
Enable rx_bitslip port | On / Off | rx_bitslip portをイネーブルします。RXビットスリップをイネーブルした際に、PMAからのRXパラレルデータをPCSに渡す1ビット手前でスリップさせるために、rx_bitslip 信号が立ち上がりエッジでアサートされます。このポートはStandard PCSおよびEnhanced PCSとで共有されています。 |
パラメーター | 範囲 | 説明 |
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Enable RX KR-FEC error marking | On/Off | このオプションをオンにすると、デコーダーは修正不可能なエラーを検出した際に両方の同期ビット (2'b11) をアサートします。このフィーチャーはKR-FECデコーダーを通過するレイテンシーを増加させます。 |
Error marking type | 10G、40G | エラー・マーキング・タイプを指定します (10Gまたは40G)。 |
Enable KR-FEC TX error insertion | On/Off | KR-FECエンコーダーのエラー挿入機能をイネーブルします。このフィーチャーを使用して、現在のワードのビット0で始まるデータを破損させることにより、エラーを挿入することができます。 |
KR-FEC TX error insertion spacing | User Input (1ビット~15ビット) | KR-FECのTXエラー挿入の間隔を指定します。 |
Enable tx_enh_frame port | On/Off | tx_enh_frame portをイネーブルします。生成されたKR FECフレームの開始位置を示す、TX KR-FECの非同期ステータスフラグ出力です。 |
Enable rx_enh_frame port | On/Off | rx_enh_frame portをイネーブルします。受信したKR FECフレームの開始位置を示す、RX KR-FECの非同期ステータスフラグ出力です。 |
Enable rx_enh_frame_diag_status port | On/Off | rx_enh_frame_diag_status portをイネーブルします。現在受信されているKR-FECフレームのステータスを示すRX KR-FECの非同期ステータスフラグ出力です。
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