インテル® Stratix® 10 LタイルおよびHタイル・トランシーバーPHYユーザーガイド

ID 683621
日付 3/03/2020
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ドキュメント目次

6.9.2.2. fPLLリファレンス・クロックの切り替え

fPLLインスタンスのリコンフィグレーション・インターフェイスを使用して、fPLLを駆動するリファレンス・クロック・ソースを指定できます。fPLLは、最大5つの異なるリファレンス・クロック・ソースでクロッキングをサポートします。

リファレンス・クロックの切り替えを開始する前に、fPLLインスタンスが複数のリファレンス・クロック・ソースを定義していることを確認してください。fPLLをパラメーター化する際、PLLタブのNumber of PLL reference clocksパラメーターを指定します。

公開される pll_refclk ポートの数は、指定したリファレンス・クロックの数によって異なります。この動作には、fPLLリコンフィグレーション・インターフェイスを使用します。

表 162.  fPLLリファレンス・クロック入力の切り替えに使用するレジスターマップ
トランシーバーfPLLポート 説明 アドレス ビット
pll_refclk0 MUX_0 の論理 refclk0 を表します。ルックアップ・レジスター x117[4:0] は、論理 refclk0 からMUX_0の物理refclkへのマッピングを格納します。 0x117 (Lookup Register) [7:0]
pll_refclk1 MUX_0 の論理 refclk1 を表します。ルックアップ・レジスター x118[4:0] は、論理 refclk1 からMUX_0の物理refclkへのマッピングを格納します。 0x118 (Lookup Register) [7:0]
pll_refclk2 MUX_0 の論理 refclk2 を表します。ルックアップ・レジスター x119[4:0] は、論理 refclk2 からMUX_0の物理refclkへのマッピングを格納します。 0x119 (Lookup Register) [7:0]
pll_refclk3 MUX_0 の論理 refclk3 を表します。ルックアップ・レジスター x11A[4:0] は、論理 refclk3 からMUX_0の物理refclkへのマッピングを格納します。 0x11A (Lookup Register) [7:0]
pll_refclk4 MUX_0 の論理 refclk4 を表します。ルックアップ・レジスター x11B[4:0] は、論理 refclk4 からMUX_0の物理refclkへのマッピングを格納します。 0x11B (Lookup Register) [7:0]
該当なし

fPLL refclkセレクション MUX_0

0x114 [7:0]
pll_refclk0 MUX_1 の論理 refclk0 を表します。ルックアップ・レジスター x11D[4:0] は、論理 refclk0 からMUX_1の物理refclkへのマッピングを格納します。 0x11D (Lookup Register) [7:0]
pll_refclk1 MUX_1 の論理 refclk1 を表します。ルックアップ・レジスター x11E[4:0] は、論理 refclk1 からMUX_1の物理refclkへのマッピングを格納します。 0x11E (Lookup Register) [7:0]
pll_refclk2 MUX_1 の論理 refclk2 を表します。ルックアップ・レジスター x11F[4:0] は、論理 refclk2 からMUX_1の物理refclkへのマッピングを格納します。 0x11F (Lookup Register) [7:0]
pll_refclk3 MUX_1 の論理 refclk3 を表します。ルックアップ・レジスター x120[4:0] は、論理 refclk3 からMUX_1の物理refclkへのマッピングを格納します。 0x120 (Lookup Register) [7:0]
pll_refclk4 MUX_1 の論理 refclk4 を表します。ルックアップ・レジスター x121[4:0] は、論理 refclk4 からMUX_1の物理refclkへのマッピングを格納します。 0x121 (Lookup Register) [7:0]
該当なし fPLL refclkセレクション MUX_1 0x11C [7:0]

リファレンス・クロック切り替えを実行する際、代わりとなるクロックの論理リファレンス・クロックおよびそれぞれのアドレスとビットを指定します。以下の手順に従って選択したリファレンス・クロックに切り替えます。

  1. ダイナミック・リコンフィグレーションの実行手順の手順1から10の必要な手順を実行します。
  2. MUX 0のルックアップ・レジスターから読み出し、必要な8ビットパターンを保存します。例えば、論理 refclk3 への切り替えにはアドレス0x11Aでビット[7:0]を使用する必要があります。
  3. ルックアップ・レジスターから取得した8ビット値を使用して、アドレス0x114のビット[7:0]にRead-Modify-Writeを実行します。
  4. MUX 1のルックアップ・レジスターから読み出し、必要な8ビットパターンを保存します。例えば、論理 refclk3 への切り替えにはアドレス0x120でビット[7:0]を使用する必要があります。
  5. ルックアップ・レジスターから取得した8ビット値を使用して、アドレス0x11Cのビット[7:0]にRead-Modify-Writeを実行します。
  6. ダイナミック・リコンフィグレーションの実行手順の手順12から14の必要な手順を実行します。